こうしてトップアーティストに上り詰めたBOØWYでしたが、人気絶頂の真っただ中だった1987年12月に突如解散を発表したのです。

そんなBOØWYはブレイクする前にメンバー間で“1位をとったら解散”と話しており、『BEAT EMOTION』で初登場1位を記録し商業的にも成功を収めたことから、現実的に動き出したと言われています。

さらにBOØWYの解散について、NHKが臨時放送を行うという異例の事態が起こり、翌日の朝刊にはメンバーのコメントが掲載され、日本中がBOØWYの解散で持ち切りだったのです。

その後、布袋寅泰さんはBOØWY解散後の1988年、吉川晃司さんとユニット『COMPLEX』を結成し、翌1989年にシングル「BE MY BABY」でデビューしたのです。

また布袋寅泰さんはBOØWY解散後の1988年にソロ1stアルバム『GUITARHYTHM』をリリースし大注目を集めており、COMPLEX解散後からソロ活動に専念すると、音楽プロデューサーとして今井美樹、相川七瀬、TOKIO、藤井フミヤなど多くのアーティストに楽曲提供し、『新・仁義なき戦い』や『KT』などの映画音楽も手掛け大活躍したのです。

布袋寅泰さんはBOØWYがまだブレイクする前、当時売れっ子ロック歌手として人気を博していた山下久美子さんのアルバムへ参加するなど活動しており、その後交際に発展した2人は1986年1月に結婚したのです。

その後、布袋寅泰さんは離婚から2年後の1999年6月、楽曲提供を通じて知りあった今井美樹さんと再婚し、娘にも恵まれています。