かつて「若大将」シリーズで一世を風靡した、昭和の大スター・加山雄三さんと元女優の松本めぐみさんの次女として誕生した池端えみさん。

祖父は名優・上原謙さん、祖母も元女優の小桜葉子さん、そして兄は現在、俳優として活躍中の加山徹さんで、姉も元タレントの梓真悠子さん…と、まさに芸能一家に育ったこともあり、若い頃は宝塚志望だったとも言われています。

ただ、池端えみさんが通っていた小学校は、芸能人御用達セレブ小学校として有名な、東京都渋谷区恵比寿にある私立小学校・慶應義塾幼稚舎で、そのまま中学、高校、大学と内部進学されたようです。

ちなみに、宝塚音楽学校の受験チャンスは、義務教育を修了する15歳から高校を卒業する18歳までの最大4回なので、どうやら宝塚音楽学校を受験するまでには至らなかったようですね。

そんな池端えみさんは、2000年3月に慶應義塾大学を卒業し、その約半年後である同年10月よりスタートしたフジテレビの連続ドラマ「涙をふいて」で女優デビューを果たしました。

池端えみさんは、子供たちの小学校の先生役だったそうですが、本人曰く「もう、へたくそで2度と見たくない」と、自分の演技に納得がいかなかったようです。

もっとも女優デビュー作にして、こんな実力派揃いの豪華キャストの中で芝居をするとなると、どうしても圧倒されてしまいますよね！

ちなみにこのドラマは、上戸彩さんの女優デビュー作品でもあるようです。

その後も、当時流行していた2時間ドラマに散発的に出演していた池端えみさんですが、2003年には、TBS系列で放送された明石家さんまさん主演のスペシャルドラマ「さとうきび畑の唄」にも出演しています。

ただ、このドラマも下のダイジェスト動画を見ていただければわかりますが、明石家さんまさん、黒木瞳さん、仲間由紀恵さん、勝地涼さん、そして上戸彩さんと実力派揃いだったんですよね。

実際、このドラマは最高視聴率32.2％を叩き出し、現在に至るも不朽の名作と呼ばれているようです。

池端えみさんは、このドラマ「さとうきび畑の唄」への出演に対する感想は残していないようですが、またしても実力派俳優たちの演技を目の当たりにし、自身の演技力のなさを痛感してしまったのかも知れません。

その後まもなく池端えみさんは、役者としての勉強するために、ニューヨークへ移住し、ニューヨーク・フィルムアカデミーやアクティング・スタジオなどで、映画から舞台まで幅広い演技のスキルを学んだそうです。

そして、2000年に女優デビューして以来、ずっと本名である“池端絵美子”名義で活動していたのですが、アメリカで活動する際に「絵美子」という名前が呼びにくいと考え、2006年に現在の“池端えみ”という名前に改名しています。