「もしも明日が…。」も、荒木とよひささんが作詞、三木たかしさんが作曲を担当。編曲は、佐藤準さんが務めています。

佐藤準さんも、荒木とよひささん、三木たかしさん、坂本龍一さんと同じく音楽業界の超大物。キーボーディスト、作曲家、編曲家、音楽プロデューサーなどを務めており、1995年に解散を迎えたジャニーズアイドルグループ光GENJIのヒット曲「STAR LIGHT」「ガラスの十代」「パラダイス銀河」「Diamondハリケーン」の編曲も担当しています。

2人体制となってからも圧倒的な勢いを見せていたわらべは、1984年3月5日に2作目のアルバム「もしも明日が」を発売。「めだかの兄妹」「もしも明日が」のほかに、「レンゲ畑でいねむりしたら」「How to 悲しみのクッキング」「春風の郵便屋さん」なども収録。全10曲収められており、オリコン週間アルバムランキングで6位を記録しています。

1984年8月11日には、シングル「もしも明日が…。音頭編」を発売。「もしも明日が…。音頭編」では、ミュージシャン、音楽プロデューサーの白井良明さんが編曲を担当しています。

白井良明さんはムーンライダーズのギターを担当していることでも知られている偉大なミュージシャンであり、多くの人気アーティストたちのプロデュースも担当。ソロ活動も行い、長年に渡り日本の音楽業界を盛り上げ続けています。

1984年12月12日にリリースされたシングル曲「時計をとめて」も、わらべの人気曲。オリコン週間シングルランキングで6位を記録しているヒット曲であり、こちらの名曲も荒木とよひささんが作詞、三木たかしさんが作曲を担当しています。

「時計をとめて」の編曲も、音楽業界の大ベテランが担当。作曲家、編曲家、シンセサイザープログラマーの松武秀樹さんが、編曲を務めています。

松武秀樹さんは、ロジック・システムのメンバーとしても有名。ソロの作品も発表しており、さらに有名アーティストたちのレコーディングにも参加しています。

シングル「時計をとめて」もヒットさせ、熱狂的なファンを獲得したわらべ。しかし、1985年3月、「欽ちゃんのどこまでやるの！」のリニューアルと同時に、わらべは解散を迎えました。

名前：高部知子（たかべともこ）
生年月日：1967年8月25日
出身地：東京都文京区
職業：精神保健福祉士

主な出演作品
テレビドラマ
ガラスのうさぎ（1980年NHK）敏子 役
野々村病院物語II（1982年TBS）美川悦子 役
積木くずし 親と子の200日戦争（1983年TBS）穂高香緒里 役
転校少女Y（1984年TBS）小野田幸 役
親戚たち（1985年フジテレビ）未沙 役
赤ちゃんに乾杯！（1987年TBS）立原亜希子 役

映画
ひめゆりの塔（1982年東映）山室芳子 役
ヘッドフォン・ララバイ（1983年東映）早坂有紗 役
姐御（1988年東映）加代 役
226（1989年松竹）府川きぬえ 役

主なリリース作品
ソロのシングル
1984年11月1日　雨の街
1985年4月21日　サングラスと少女

ソロのアルバム
1984年9月5日　サングラスと少女

主な書籍
告白ハンパしちゃってごめん（1984年ワニブックス）
11人のわたし ありがとうをそえて（1984年小学館 ）
ナンパな恋で踊るなら（1990年扶桑社）
生きてるだけでめっけもん（1999年愛育社）
だいじょうぶ！依存症（2015年現代書館）

高部知子さんは、わらべが解散を迎える前にユニットを脱退した元メンバー。出身地は東京都文京区で、小学生の頃に芸能界デビューを果たしています。

高部知子さんのデビュー作は、映画「東京大空襲 ガラスのうさぎ」。1979年に公開された映画作品であり、高部知子さんは蝦名由紀子さんが演じている敏子の級友役で出演しています。

1983年6月、高部知子さんのあるスキャンダルが報じられてしまい、そのことが原因で活動を謹慎。その後、わらべから脱退することになってしまいました。

謹慎後、再び芸能活動を開始した高部知子さん、1984年にTBS系列で放送されたテレビドラマ「転校少女Y」で本格的に復帰し、同作品で主演を務めました。

1984年11月1日にリリースしたシングル「雨の街」で、高部知子さんはソロ歌手としてもデビュー。「雨の街」はあみんのメンバーとしても知られている超大物シンガーソングライター、岡村孝子さんが作詞と作曲を手掛けたことでも話題になった名曲です。

私生活の方では、2度の結婚と離婚を経験している高部知子さん。最初の結婚は22歳の頃で、お相手は幼なじみの一般男性だったそうです。

結婚後、高部知子さんは芸能界を引退し、その後、コンビニエンスストアを夫婦で経営。2人の子供も誕生しましたが、結婚生活は上手くいかなかったためか、離婚してしまいました。

後に、一般男性と再婚した高部知子さん。しかし、再婚相手の男性とも離婚してしまい、現在、高部知子さんはまだ再婚していないようです。

1度目の結婚の際に芸能界を引退した高部知子さんですが、2度目の離婚を経験後の1999年に、芸能活動を再開。現在は、精神保健福祉士として活動を行っています。

名前：倉沢淳美（くらさわあつみ）
生年月日：1967年4月20日
出身地：神奈川県相模原市
職業：女優、歌手、タレント

主な出演作品
映画
咬みつきたい（1991年東宝）三和子 役

主なリリース作品
ソロのシングル
1984年3月21日　プロフィール
1984年7月11日　ある愛の詩
1984年10月25日　危険な夢
1985年2月14日　卒業
1985年5月29日　六月の花嫁
1985年8月28日　女の子・秋・色とりどり
1986年6月10日　優しくてもサヨナラ
1986年9月10日　忍ぶれど
1987年4月25日　元気ですか
1987年9月25日　センチメンタル・ミニ・ロマンス

ソロのアルバム
1984年5月23日　メッセージ
1984年10月25日　プライベート
1985年3月25日　卒業
1985年9月25日　ベルビティ

ソロのベストアルバム
1985年12月21日　SWEET ANGEL ATSUMI BEST

1967年4月20日生まれの倉沢淳美さんは、神奈川県相模原市の人気芸能人。わらべの元メンバーのひとりであり、わらべのメンバーとして芸能界デビューを飾りました。