そんな小山田圭吾さんの謝罪文に感銘を受けた組織委員会は、翌7月17日には、小山田圭吾さんの謝罪を受け入れ、過去にいじめの問題はあったものの、“現在は高い倫理観を持っている”として続投させることを表明しています。

しかし、その後も障がい者団体から声明が発表されるなど、世間からは批判の声が噴出するんですよね。

そして、7月19日、あくまで小山田圭吾さん本人が辞任を申し出る…という形で、東京五輪音楽担当からの辞任が決定しています。

小山田圭吾さんの辞任騒動から約2ヶ月後の9月17日、小山田圭吾さんは「コーネリアス」の公式サイト上に、改めて一連の騒動について言及し、釈明する5000文字以上に及ぶ声明文を掲載しています。

この中で小山田圭吾さんは、次のように主張しています。

このように、あくまで自分はいじめの“主犯”ではなく、単なる“傍観者”に過ぎなかったのだと。しかし、雑誌のインタビューに際して、あたかも自分がやった武勇伝のように語ってしまったと言うのです。

実際、小山田圭吾さんがいじめていたとされる同級生との関係性について、次のように語っているんですよね。

しかし、その後間もなく小山田圭吾さんのこの釈明には、大きな矛盾点が存在することが指摘されることに…。

小山田圭吾さんは、釈明文の中で、自身がいじめていたとされる同級生とは、手紙や年賀状のやり取りをするなど、友人関係にあったと主張。「友人という言い方以外は難しい…」とまで説明しました。

ところがです！「Quick Japan」の1995年8月号では、小山田圭吾さんは、この「友人」であるはずの同級生から届いた年賀状の実物を、彼に断りもなく誌面に載せただけでなく、次のように語っているんですよね。

まさに「晒し上げ」と言った感じで、「友人」から届いた年賀状を嘲笑しているのです。これが「友人」と呼ぶ相手にする行為とは到底思えません。

ネット上では、小山田圭吾さんが雑誌の中で自慢気に語った行為そのものよりも、むしろこの年賀状の一件の方がエグいと大変な話題になっていました。