Johnnyは「横浜銀蝿」メンバーの中では一番の人気者で、とくに女性からの人気は圧倒的で、バレンタインデーにはトラック何台分ものチョコレートがいつも届けられていたのだそうです。本人もそのあまりの人気に戸惑っていたようで、何台ものトラックでチョコレートが届いたときには「この国はどうなってんだ」と語ったのだとか。

Johnnyは「横浜銀蝿」としてデビューした翌年にソロ歌手としてもデビューしていて、優しく甘い歌声は多くの女性ファンを魅了しました。バンドの解散後もソロ歌手としての活動は続け、他の歌手とデュエットを披露するなどして注目を集めていました。

Johnnyは「横浜銀蝿」解散後もソロ歌手として活動していましたが、1998年にアーティストから製作者へ転向。レコード会社に入社したあとはディレクターとして様々なアーティストの楽曲を手掛け、裏方としての活躍を見せました。

名前：秋葉 卓志（あきば たくし）
生年月日：1960年9月22日
出身地：東京都
身長：180㎝
血液型：B型
職業：ベーシスト、作詞家、作曲家、編曲家

TAKUは「横浜銀蝿」でベーシストとして活動していたメンバー。180㎝という高身長もあり、当時はスタイルの良さでも人気を集めました。また、この頃はベースだけでなく、楽曲作りにも熱心で、横浜銀蝿だけでなく、銀蝿一家の楽曲作りも担当していました。

ちなみに楽曲作りでは中森明菜やおニャン子クラブなどのアイドルも手掛けていて、幅広い音楽性を持っていることでも知られています。

TAKUは「横浜銀蝿」の解散後、独立して男女ユニット「TAKU＆MARY」の活動を始めます。この男女ユニットではトレードマークだったサングラスも外していて、これまでとはまた違った音楽性を見出しています。

ちなみにこの頃のTAKUは自身で音楽事務所や音楽出版会社も設立していて、アーティストと実業家の両面で活動していました。

TAKUは1990年に音楽出版社「(株)日音」へ入社していて、ここから裏方としての活動が本格化していきます。当初は原盤ディレクターとして活動し、槇原敬之や本田美奈子といった人気アーティストを手がけました。

また、プロデューサーとしての手腕も素晴らしいものがあり、一時期はオリコンチャートTOP20に自身が手掛けた楽曲が3曲もランクインするなど、裏方としても非常に優秀なことで知られています。

名前：田宮 淑行（たみや よしゆき）
生年月日：1955年4月15日
出身地：神奈川県
身長：170㎝
血液型：AB型
職業：ドラマー、歌手、プロデューサー

嵐ヨシユキは「横浜銀蝿」でドラマーとして活動していた人物。バンドではドラムだけでなく、作詞・作曲も手掛けていて、このときは本名の「タミヤヨシユキ」を使用していました。

また、彼が作詞・作曲・編曲を手掛けた「ツッパリHigh School Rock'n Roll (登校編)」は横浜銀蝿を象徴する楽曲となっていて、その音楽性は高い評価を集めています。

嵐ヨシユキは「横浜銀蝿」のボーカル翔のじつの兄。バンドは翔とJohnnyの元へ彼がTAKUを連れてきたことから結成していて、年齢が一番上ということもあり、リーダーも務めていました。弟の翔が覚せい剤で3度目の逮捕をされたときには責任を感じてヒゲを剃り、坊主頭にしたことも話題になりました。

嵐ヨシユキは2001年に行われた参議院議員通常選挙に自由連合公認で比例区から立候補。選挙では話題を集めたものの、票はふるわず落選してしまいました。

嵐ヨシユキは2004年に脳梗塞を発症して入院。このときは小脳を半分切除するという大手術を行い、翌年奇跡的な復活を遂げました。以降は体調を見ながら活動を続けるも糖尿病まで患い、健康状態はそこまで良くなかったのだとか。

横浜銀蝿は1983年に電撃解散となっていますが、その理由は一体何だったのでしょうか？彼らが解散した理由は「すべてやりきったから」というもので、デビュー時にレコード会社と交わしていた公約をすべて達成したから解散したのだそうです。彼らはデビュー時から「2年間完全燃焼」という謳い文句で活動していて、「シングル1位」、「アルバム1位」、「武道館満員」というのが公約だったのだそうです。

横浜銀蝿は解散したあと、それぞれが別々に活動を行っていましたが、1998年にギターのJohnnyを除くメンバー3人で再結成。その後は2002年まで活動を続け、同年7月に解散。その同じ日に新たに「湘南銀蝿」を結成し、同年9月に解散となりました。

横浜銀蝿は2002年以降は定期的に活動を行うようになっていて、年に数回ほどライブを行っています。メンバーはそれぞれ個々の活動もあるため、基本的にミュージシャンとしての活動は副業的なものとなっています。