新井康弘はずうとるびとして活動したあとは俳優へと転身。その後は数多くのテレビドラマに出演し、すぐに人気俳優の仲間入りを果たしました。近年では「大好き!五つ子」シリーズの父親役としてもブレイクしていて、その人気は今も衰えていません。

名前：今村 良樹（いまむら よしき）
生年月日：1957年9月19日
出身地：東京都
血液型：A型
職業：俳優、放送作家、紙芝居プロデューサー

今村良樹はずうとるびにてベースを担当していたメンバー。当時はリードボーカルも担当し、バンド結成後からベースの練習を始めました。彼は左利きだったため、右側にベースを構えるのが特徴で、その演奏スタイルはバンド名の由来にもなりました。

今村良樹は子供の頃から漫画やイラストが得意で、一時は漫画家を目指していたこともありました。また、デビューしてからは漫画雑誌「DUO」にて「くるくるパーニック」という読み切りギャグマンガを掲載したこともあり、漫画家という夢も叶えています。

その後はアイドル雑誌「明星」にて学園ミステリーを発表し、その出来の良さから話題を集めました。

今村良樹はずうとるびとして活動したあとはアメリカへ留学。帰国後には脚本家の石森史郎に師事して放送作家に転身します。これ以降彼は数多くのバラエティ番組で構成を担当することとなり、活躍の場を裏方に移しました。

名前：池田 善彦（いけだ よしひこ）
生年月日：1959年2月10日
出身地：兵庫県
職業：アーティスト、俳優、実業家

池田善彦はずうとるびリーダー山田隆夫の脱退後に加入した新メンバー。当時は山田隆夫のポジションで加入し、バンドの解散まで活動していました。

彼はずうとるび新メンバーの一般公募で加入していて、それまではごく普通の一般人でした。

池田善彦はずうとるびとして活動したあと、芸能界を引退してパブのオーナーとして活動を始めます。彼のパブはバブル時には大盛況を見せ、かなりの利益を得ていましたが、バブル崩壊後は別の場所へ移転し、細々と経営を続けています。

ずうとるびが解散したのは1982年。当時はまだ人気絶頂だっただけに多くのファンに衝撃を与えました。また、このときは明確な解散理由なども語られていないようで、8年間の活動に幕を閉じました。

ずうとるびの解散理由についてはこれまで明確な答えは明かされておらず、おそらく当時のメンバーがそれぞれにやりたいことがあったというのが主な理由ではないかと思われます。

実際に彼らは解散後はそれぞれが別々の道で活躍を見せていて、まだ20代だったこともあり、解散時期としてもちょうどよかったようにも感じます。

ずうとるびは結成当初は山田隆夫がリーダーを務め、彼の存在がバンドの人気をけん引していました。ですが、1977年に山田隆夫はバンドを脱退。バンドの人気も依然と比べて今一つと言ったものになりました。

ずうとるびの解散理由に山田隆夫の脱退は直接関係はしていないと思われますが、人気に陰りが出たのも事実で、彼の存在なくしてずうとるびはなかったのだと思われます。

山田隆夫がずうとるびを脱退した理由は「結婚」。彼は一般女性との結婚を機にバンドを辞め、俳優へと転身しました。ただ、ずうとるびを脱退後はそれまで出演していた番組を次々と降板し、当初は仕事が完全にゼロになってしまったのだとか。

おそらくこれはずうとるびを辞めた影響だと思われ、仕事が無くなっていることを考えると、ずうとるびではない彼に居場所は無かったことが伺えます。

山田隆夫は結婚を機にずうとるびを脱退したことがわかっていますが、本当の理由は「メンバー間の不仲」。当時の彼はリーダーでありながらバンド内にも居場所は無かったようで、他のメンバーとの喧嘩が絶えなかったのだそうです。

また、江藤博利とはとくに仲が悪かったとも言われていて、他のメンバーも江藤側についていたのだとか。

ずうとるびのメンバー間の不仲の原因になったのは「音楽性の違い」だそうで、山田隆夫がアメリカンポップスを目指していたのに対し、他の3人はビートルズのようなバンドを目指していたのだとか。

音楽性の違いがあるのは仕方ありませんが、それで衝突が増えてしまうのは悲しい限りです。

ずうとるびは1982年に解散しましたが、2020年に再結成を果たしていて、現在も音楽活動を行っています。彼らが集まるのはなんと「38年ぶり」だそうで、脱退した山田隆夫も含めて新たに5人で活動をしています。

彼らは2020年1月に再結成がアナウンスされ、翌月にはいきなりツアーを開催。2021年には新曲もリリースし、音楽活動は本格化しています。