こうしてプライベートでマスコミを賑わせた鶴田浩二さんは、マスコミを騒然とさせた襲撃事件でも有名です。

そんな田岡一雄氏は芸能事務所『神戸芸能社』を立ち上げており、東映京都撮影所で鶴田浩二さんのマネージャーだった兼松廉吉に‟うちの仕事をしないか？”と美空ひばりとのジョイント公演を持ち掛けるも、日程に空きがないからと横柄な態度で断ったのです。

しかしその後、マネージャーの兼松廉吉は浅草海苔と5万円を持って『鶴田が大阪劇場の正月興行に出るのでよろしく』と挨拶に行くと、田岡一雄氏は前回の横柄な態度が許せず腹を立て、結果マネージャーではなく鶴田浩二さんが襲撃されてしまったのです。

そんな美空ひばりさんは田岡一雄氏のことを『おとうさん』と慕い、同じ神戸芸能社の支配下にあった鶴田浩二さんを『お兄ちゃん』と慕い、2人は切っても切れない仲で多くの作品で共演したのです。

いかがでしたでしょうか。

この記事では、鶴田浩二さんの生い立ちや昔の若い頃、そして襲撃事件や美空ひばりさんとの関係についてまとめました。

幼少期は母親と暮らせず孤独だった鶴田浩二さんは、俳優に憧れて終戦後に松竹に入社すると、甘いマスクで俳優と歌手としてブレイクし、昭和を代表するトップスターとなったのです。

そんな鶴田浩二さんはマネージャーの横柄な態度がきっかけで山口組組員に襲撃され大怪我を負うも、その後に組長の田岡一雄氏と和解したことがきっかけで、美空ひばりさんと共に神戸芸能社の支配下として活躍したのです。