そんな青江三奈さんは『伊勢佐木町ブルース』で「日本レコード大賞歌唱賞」と「本有線大賞スター賞」を受賞すると、翌1969年にリリースした『池袋の夜』が150万枚を売り上げる自身最大のヒット曲となり、2年連続で日本レコード大賞歌唱賞を受賞したのです。

こうして『伊勢佐木町ブルース』のヒットを皮切りに歌手としての地位を確立した青江三奈さんは、1970年代に入るとヒット曲は途絶えたものの、1982年には『横浜みれん坂』で日本作曲大賞協会賞を受賞するなど活躍し、紅白歌合戦には1968年の第19回から1983年の第34回まで16年連続で出場したのです。

そんな青江三奈さんは『伊勢佐木町ブルース』のブレイクから数年間はテレビ出演の他、かなり多くのステージ数をこなしていたこともあり、1970年代は長者番付に名を連ねていたのです。

さらに青江三奈さんは1968年に松竹映画『いれずみ無残』に出演したのを皮切りに、以降日活の『女の警察シリーズ』や東映の『夜の歌謡シリーズ』など10本以上の映画に脇役として出演したのです。

また青江三奈さんは作曲家の花礼二さんとの二人三脚でスターダムへのし上がっていますが、プライベートでもパートナーで1965年頃から恋仲となり同棲生活をスタートさせたです。