しかし1994年にフロントメンバーだった篠原涼子らとTPDを卒業した市井由理さんは、卒業前に事務所の関係から仲良くなったEAST ENDと、TPDのライブで共演したことがきっかけとなり、1994年に『EAST END×YURI』を結成したのです。

そして同年6月にミニアルバム『denim-ed soul』をインディーズからリリースしデビューしたEAST END×YURIは、8月にミニアルバムからシングルカットした『DA.YO.NE』でメジャーデビューを果たしたのです。

そんなEAST END×YURIはその後も『MAICCA―まいっか―』や『いい感じ　やな感じ』とシングルを相次いでリリースし、フルアルバムもリリースしグループセールスの合計が400万枚を突破するヒットを記録すると、1995年の紅白歌合戦にヒップホップグループとして初出場を果たし、瞬く間にスターダムにのし上がったのです。

こうしてEAST END×YURIとしてブレイクした市井由理さんは、ユニットの活動と並行してテレビドラマや映画にも出演し活躍したのです。

その後、1996年リリースの『日曜の朝の早起き』を最後にEAST END×YURIとしての活動が自然消滅すると、市井由理さんはソロ歌手としてアルバムやシングルをリリースするなど活躍したのです。

そんな市井由理さんはプライベートでは留学から帰国後の1999年、ファッションデザイナーでクラブDJのNIGOさんと結婚するも、わずか3年後の2002年に離婚しています。