そして累計150万枚を超える売上を記録するミリオンセラーとなった‟いしだあゆみさんは、年間チャートでも3位を記録し、同年の紅白歌合戦にも初出場を果たしたのです。

さらに1970年の『あなたならどうする』がオリコン最高2位、1971年の『砂漠のような東京で』がオリコン最高3位を記録するなど立て続けにヒットを飛ばした‟いしだあゆみさんは、1977年まで9年連続で紅白歌合戦に出場し、人気歌手の仲間入りを果たしたのです。

こうして一躍トップアーティストとなった‟いしだあゆみさすが、子供の頃に培った演技力を生かして映画に出演すると、1973年公開の『日本沈没』での演技が高く評価され、1977年の『青春の門 自立編』では報知映画賞助演女優賞を受賞したのです。

そんな‟いしだあゆみさんは1989年、NHK連続テレビ小説『青春家族』のヒロインを清水美砂さんとともに務めると、当時でヒロイン史上最年長の41歳で話題となったのです。

こうして名実ともに女優としての地位を確立した‟いしだあゆみさんは、プライベートでは1980年5月、ショーケンこと萩原健一さんと約2年間の交際を経て結婚しています。

そんな2人は1977年に放送されたテレビドラマ『祭ばやしが聞こえる』での共演がきっかけで交際に発展し、翌1978年3月に熱愛が報じられていますが、当時萩原健一さんはモデルの小泉一十三さんと結婚し2歳になる娘もいたため、『略奪愛』や『不倫』と叩かれ、いしだあゆみさんは母親からも猛反対されたのです。

その後、結婚3年目の1983年4月に萩原健一さんが違法薬物所持で逮捕されるも、‟離婚しない、見捨てません！”とコメントした‟いしだあゆみさんでしたが、翌1984年に酒気帯び運転で逮捕されると離婚を決意し、同年に離婚しています。