高橋良明は事故後すぐに病院に搬送されていて、そこで家族は医師から「全治3ヶ月、命に別状はない」と言われ、ホッとしたのだそうです。これは家族だけでなく、関係者やマスコミにも公表され、各メディアでは同様の内容が報じられました。

ただ、このときはまだ意識不明の重体で、容体回復が待たれることとなりました。

高橋良明は事故から4日後には意識が戻り、当初の見立て通りそれ以降は順調な回復を見せていました。当時は普通に会話することも可能で、受け答えはしっかりしていたのだそうです。

そのため、誰も彼が死去するとは考えておらず、容態は日に日に良くなっていったのだそうです。

高橋良明は意識を取り戻したあとは順調に回復していたようでしたが、1月22日に突然容体が急変。再び意識不明に陥ってしまい、処置が行われることに。

ですが、彼の容体が回復することはなく、翌日の23日午前2時46分に死去してしまいました。

高橋良明の死因については「医療ミス」という見方が強いようで、これは彼の死を不信に思った家族の訴えが要因となっています。そのため、彼の死去後は家族側と病院側で対立することとなり、これは裁判にまで発展する結果となってしまいました。

高橋良明は死去後に遺体が別の病院へと移されていて、司法解剖が行われています。その結果、彼の死因については「小脳くも膜下出血及び中脳出血」と公表されていて、バイク事故での頭部への打撲が大きな原因と言われていました。

家族はこの結果に対して「医療ミス」を指摘。病院側は「最善は尽くした」と語り、対立する形になってしまいました。

高橋良明の死去後、家族側が「医療ミス」を指摘したことで、この内容は週刊誌に報じられることに。それを知った病院側は「名誉棄損」だとして家族側を訴えることになり、病院側と家族側で裁判が起こなわれることとなりました。

ちなみにこの時は病院側が高橋良明の遺体に病院の浴衣を着せようとしたところ、家族から拒否されていたことが話題になりました。

高橋良明の家族側を訴えた病院側との裁判の判決は「病院側の敗訴」となっていて、家族側が勝利しています。裁判の詳しい内容はわかっていませんが、病院側が訴えた「名誉棄損」は認められなかったことだけは事実です。

高橋良明は容体が回復したのちに急変し、その後に死去していますが、本当に医療ミスは無かったのでしょうか？当時の様子については家族から語られていて、「別の人の点滴を使った」や「体の痛みを訴えても痛み止めを打つだけ」だったことを明かしています。

また、病院側は手術後に脳の検査は一切行わなかったようで、容体が急変したときには医療機器が動かなくなるなど、不手際は多かったのだとか。

高橋良明は人気絶頂時に亡くなったこともあり、葬儀には5000人ものファンが押し掛ける事態になり、収拾がつかないほどだったのだそうです。ちなみに詰めかけたファンは大半が女子中高生だったようで、同世代の女性からの支持を集めていたことが伺えます。

高橋良明の死去後に行われた追悼集会では1万5000人ものファンが詰めかけたようで、このときの様子はテレビや雑誌で報じられるなどして話題を集めました。この追悼集会では彼の家族も参加していたようで、息子のために集まってくれたファンに感謝の言葉を語っていました。

高橋良明のお墓は横浜市にある「観音寺」にあります。彼のお墓には今も数多くのファンが訪れていて、命日にはいつも数多くのお花が添えられているのだそうです。

ちなみに観音寺の住所は「神奈川県横浜市港北区篠原町2777」で、新横浜駅からのアクセスがいいようです。