こうしてアイドル四天王と呼ばれた中山美穂さんは、1980年代にデビューした多くのアイドルが女優もしくはバラエティーアイドルへと転向する中、女優と歌手の両立を選び、連続ドラマや映画、アルバム発売やコンサートなど多忙な日々を送ったのです。

そんな中山美穂さんは1992年に中山美穂&WANDS名義でリリースした『世界中の誰よりきっと』が180万枚を超える大ヒットを記録すると、1994年は『ただ泣きたくなるの』が100万枚を超える売り上げを記録し、歌手としての地位を確立したのです。

さらに1995年公開の映画『Love Letter』で主演を務めた中山美穂さんは、「ブルーリボン賞主演女優賞」を始め各映画祭で主演女優賞を受賞すると、1997年公開の映画『東京日和』でも主演女優賞を受賞し、翌1998年のテレビドラマ『眠れる森』では最高視聴率30.8%を記録するなど女優としての地位も不動のものとしたのです。

こうして歌手・女優としての地位を確立した中山美穂さんは、2000年に入っても2001年のテレビドラマ『Love Story』が平均視聴率20%を超えるなど、その人気は衰えることを知らなかったのです。

しかし中山美穂さんは人気絶頂だった2002年、ミュージシャンで小説家の辻仁成さんとの結婚を発表すると、予定されていた主演映画『サヨナライツカ』の製作も延期となり、芸能活動を休止しパリに移住してしまったのです。

そして2004年には第一子となる長男が誕生した中山美穂さんですが、2014年3月に離婚が報じられると、同年7月に協議離婚が成立したとして離婚を発表したのです。