松原みきは亡くなるまでどんな生活を送っていたのか、晩年の様子についても見ていきましょう。

がん告知から3年間の闘病生活を送っていた松原みきですが、子宮頸がんは早期発見できれば比較的生存率の高いがんとして知られています。
しかし3年間の闘病生活の末に死去しているため、がんが告知された時にはすでにステージが進んでいたものと思われます。

がんが発覚した直後から全ての音楽活動を休止していることからも、その時点ですでにステージ4だった可能性が高く、あとは残された人生をどう生きるかを重視していたのではないでしょうか。

松原みきの晩年に関しては、一時期は悪性のがんが良性の腫瘍に変化したという情報もあります。

松原みきは2001年にがんを告知され、その時点でステージ4だった可能性が高いと言われていますが、実は一時期は治療が上手くいき、悪性のがんが良性の腫瘍に変化したと証言する人がいるのです。

松原みきはがんを告知されてから病院での治療に加え、気功治療を試していました。
その治療院の人物がブログを開設しており、晩年の松原みきの様子を語っています。

総合気功治療「快気堂」のブログにて、松原みきの治療を担当していたという人物の文章が残っています。

ブログには「もう15年も前になりますが、当時私は大崎駅の近くで、総合気功快気堂を開業していました。ある日すこぶる元気の良い綺麗な人が、癌なので治療して欲しいと来院されたのです」として、松原みきが来院したことを明かしました。

その時の松原みきは「毎日来院されました。子宮頸がんのレベル4だった」ということで、この人物は毎週土日に松原みきの治療を担当し、「1年後、レベル4の子宮頸癌が普通腫瘍に変化したのとの嬉しい報告を頂いたとともに、命を助けて頂いた言うお礼の言葉もいただきました」と綴っています。

がんにおける気功治療などの民間療法は科学的根拠がないものの多くの人が縋って利用しているもので、この人物の言うことが事実ならば松原みきも最後の手段として気功治療に希望を見出したのかもしれません。

最終的に松原みきは子宮頚がんにより死去しましたが、晩年は少しの望みにかけて懸命に闘病生活を送っていたようです。

2004年に死去した松原みきですが、葬儀がどのようにして営まれたかの情報は残っていないようです。

葬儀の場所や参列者などの情報がないため、最後は家族や親族に見守られながら静かに旅立ったのかもしれません。

ファンに向けたお別れの会や偲ぶ会なども、公式的な情報はありません。

松原みきのフェスブックには、死去のお知らせとともに「後日東京でお別れ会を催したいと思っておりますので、企画整いましたら、オフィス・ロッキングチェアー山口より関係各位ご案内させいただきます」との記載がありましたが、実際にお別れの会が開かれたという資料が残っていないため、当時の様子は不明となっています。

葬儀やお別れの会についての詳細は残っていませんが、現在は松原みきの関係者の友人が主催しているという「松原みきさんを偲ぶイベント」が毎年開催されていました。

場所は東京都江戸川区小岩の「BACK IN TIME」というライブカフェで、松原みきの楽曲を中心に彼女が活躍した80年代の邦楽ヒット曲を流すDJイベントです。

当時のヒット曲を聴きながら松原みきを懐かしむトリビュートイベントとして、死去から2018年までは年1回のペースで開催されていました。

しかしそれ以降は新型コロナウイルス感染拡大の影響もあってか、開催に関する情報を見つけることはできませんでした。

松原みきの死去から20年が経つ現在ですが、彼女のお墓の場所は公表されていません。

死去した当時の居住地も非公表のため、お墓の大体の場所も不明となっています。

出身地が大阪府なので、もしかしたら大阪の可能性も考えられますが、結婚して東京に住んでいたため東京近郊のお墓に入っている可能性も高そうです。

お墓の場所が公表されない以上、ファンによるお墓まいりはできないため、心の中で松原みきを偲んでいくのがいいかもしれませんね。

松原みきの死去についてお届けしました。
死去から20年が経った現在も世界中で愛される楽曲を作った松原みき。今後も彼女が生み出した楽曲を愛し続けていきたいですね。