名前：五月みどり（さつきみどり）
生年月日：1939年10月21日
出身地：東京都江戸川区
血液型：A型
身長：156cm
職業：歌手、タレント、女優、画家

2023年10月の誕生日で84歳を迎えた五月みどりさんは、コロナ禍以降は高齢ということもあり芸能活動とは距離を置いており、2023年の大晦日に一夜限りで復活した『伊東家の食卓』も辞退しています。

8人兄弟の長女として生まれ育った五月みどりさんは、精肉店を営む父親が夜は役者という生活をしていた影響で、6歳から日本舞踊を始め、8歳で初舞台を踏んでいます。

一方、子供の頃から歌が大好きで、ラジオの『のど自慢大会』に何度も出場するも成績が振るわなかった五月みどりさんですが、高校1年生だった1956年にニッポン放送の『ものまねのど自慢』に出場すると、見事に優勝を果たしたのです。

そして審査員だった作曲家の宮城秀雄さんから‟歌手を目指さないか”とスカウトされた五月みどりさんは、宮城秀雄さんに弟子入りし、デビューに向けて修行の日々を送ったのです。

しかし芸能界はそんなに甘くなく、レコード会社の廊下の椅子に座り、声をかけられるのを待つ日々を送った五月みどりさんは、ある時、多くの歌手やダンサーと40日間のベトナム興行に出向く仕事が舞い込むと、振袖姿に髪にはたくさんの簪という華やかな出で立ちからたちまち注目を集め、‟テレビの皇后”と呼ばれ現地で人気を集めたのです。

そんな五月みどりさんは帰国後の1958年に『お座敷ロック』で念願の歌手デビューを果たすと、その後も『あなたの名は赤とんぼ』や『お別れかいな旅人さん』などをリリースするも、いずれの曲もヒットには至らなかったのです。

そんな中、作曲家の遠藤実さんが作ってくれた『おひまなら来てね』を1961年にリリースした五月みどりさんは、それまでにない愛らしくチャーミングな美貌と、綺麗な‟ちりめんビブラート”で大ヒットし、たちまちブレイクしたのです。

こうして一気にブレイクした五月みどりさんは、翌1962年のNHK紅白歌合戦に初出場を果たすと、その後も1963年・1964年と3年連続で紅白歌合戦に出場し、1963年の『一週間に十日来い』を歌唱時は瞬間最高視聴率85.3%を叩き出すなど、当時は凄まじい人気を集めたのです。

歌手としてその名を世に知らしめた五月みどりさんですが、実は歌手デビューする前にテレビドラマで女優デビューしており、歌手としてブレイクした後も多くのテレビドラマや映画に出演しています。

そんな五月みどりさんは36歳だった1975年にポルノ映画『五月みどりのかまきり夫人の告白』で主演を務め話題になると、その後40歳を過ぎても日活ロマンポルノ作品に主演し、その若々しい肉体と大胆な演技で世の男性を魅了し、‟熟女ヌード”の先駆け的存在で人気を集めたのです。