名前：川上 恭生（かわかみ やすお）
生年月日：1957年12月23日
出身地：熊本県
職業：キーボーディスト

KYONは「BO GUMBOS」のキーボード担当。彼は一番最後にセッションに参加したメンバーで、その半年後にはバンドのデビューライブが行われました。

バンドに加入してからはキーボード以外にギターも担当していて、彼の加入によってバンドに新たなサウンドが生まれました。

KYONはじつはBO GUMBOSの加入前はテレビ制作会社に勤める会社員で、普通に働いて生計を立てていました。ですが、京都大学時代の後輩どんとから声がかかり、彼らのセッションに参加することになったのだとか。

会社員時代の詳しい活動はわかっていませんが、当時は仕事に追われ、忙しい日々を送っていたものと思われます。

BO GUMBOSが解散したのは1995年。このときは同年5月から6月にかけて「解散TOUR"BO GUMBOS BOGAAAA～N!!"」というツアーも行い、10月にはビデオ「タイム・ボガーン!～ボ・ガンボス解散」もリリース。

また、この年には「ベスト・オブ・ボ・ガンボス」というアルバムもリリースされていて、有終の美を飾りました。

BO GUMBOSの解散理由については「どんとの脱退」が挙げられています。彼は1994年のツアー内で脱退することを表明し、これによりバンドは絶対的なボーカルを失うことになります。

その結果、翌年にバンドは解散することが決まり、1995年を持って活動は終了してしまいました。

どんとが「BO GUMBOS」を脱退した理由は「沖縄に移住するから」というもの。彼は以前から沖縄に強い魅力を感じていたようで、1995年に家族で揃って移住。彼にとって沖縄は安息の地だったようで、おそらく心身ともに休まりたかったのではないかと思われます。

BO GUMBOSの解散後、どんとはソロ活動を行っていて、ソロ楽曲のリリースやライブ活動などをマイペースに行っていたのだそうです。また、この頃は嫁の小嶋さちほと一緒にバンド活動も行っていて、自分のペースで音楽を楽しんでいたのだそうです。

どんとは解散後はマイペースに音楽活動を続けていましたが、2000年に突然の死去。享年37歳でした。彼の死はあまりにも突然のことで、メンバーやファンなど多くの人に衝撃を与えました。

どんとの死因は「脳内出血」です。このときは旅行先のハワイで亡くなっていて、本当に突然の出来事だったものと見られています。当初は「めまい」と訴えただけでしたが、すぐに現地の病院へ入院することとなりました。

そして、彼は入院先の病院でそのまま息を引き取っています。

どんとの葬儀は彼の実家近くにあるお寺で行われたようで、このときは多くの音楽関係者からお花が届くなど盛大に執り行われたのだそうです。また、彼の死去後は法要ライブも毎年のように行われていたようで、彼のことを惜しむ声は今も多いようです。

どんとの死去後、ファンの有志によって「ボ・ガンボスCD&ビデオ再発委員会」が立ち上げられ、様々な場所で署名運動が行われました。その結果、BO GUMBOSの全作のアルバムとビデオが再発されることとなり、レコード会社も「永久に廃盤にしない」と表明するなどして話題を集めました。

BO GUMBOSは現在とくに表立った活動はしておらず、2015年に「1989」という3枚組CD＋DVDをリリースして以降は何もありません。ただ、今後はどこかでどんとを覗いた三人が集まることもあるのではないかと思われ、その活動には注目が集まっています。

BO GUMBOSはどんとの死去後には3人でライブに出演していて、往年のファンたちを盛り上げています。2007年には結成20周年を記念して「3/4 GUMBOS」というワンマンライブが行われ、その後も様々なイベントに出演していました。

さらに当時はライブハウスへの出演も行っていたようで、どんと不在でもその人気は衰えていないようです。

BO GUMBOSの永井利充は現在もベーシストとして第一線での活躍が続いていて、現在はダンスバンド「Hare Hare」にてベースを担当しています。

その見た目はとても若々しく、ライブでは「BO GUMBOS」の曲も披露しているようです。