名前：黒沢 博（くろさわ ひろし）
生年月日：1948年10月18日
没年月日：2024年9月6日
出身地：神奈川県横浜市
身長：176cm

黒沢博は、大ヒット曲「3年目の浮気」で知られる男女デュオ「ヒロシ＆キーボー」のメンバーです。

エルビス・プレスリーの影響で音楽活動を開始し、17歳だった1966年にバンド「寺内タケシとバニーズ」のメンバーとしてデビューしました。

1971年に解散後、1982年に「ヒロシ＆キーボー」として「3年目の浮気」をリリースし、オリコン1位、日本有線大賞受賞、全日本有線放送大賞の最優秀新人賞受賞という大ヒットを飛ばし、全国区の人気を誇るミュージシャンとなりました。

デュオ解散後はソロ歌手として活動し、2017年にアメリカ出身の歌手ナオミ・グレースと「30年目の本気～懲りない男のPART2」をリリースしています。

2018年には映画初主演を果たし、短編自主映画「30年目の本気〜いい歳こいてロックンロール」が公開されました。

ここではそんな黒沢博の現在をまとめました。
2024年9月に死去した黒沢博の死因、これまでにかかった病気の病名、前立腺がんや白血病の詳細など、晩年の黒沢博についてお届けします。

黒沢博は現在、亡くなったことが伝えられています。

2024年9月6日に黒沢博が死去し、翌日に実兄の黒沢年雄のブログで訃報が発表されました。75歳でした。

黒沢博の訃報を発表した黒沢年雄は、1964年に東宝のオーディションに合格して芸能活動を開始した俳優・歌手・タレントです。

ドラマ「日本沈没」「影同心II」「大空港」「爆走！ドーベルマン刑事」「考古学者シリーズ」「ザ・ハングマン」や、映画「日本のいちばん長い日」「修羅雪姫」「仁義なき戦い 頂上作戦」などで知られています。

2024年9月7日に投稿されたブログは、2歳年下の弟でヒロシ＆キーボーとして大ヒットを飛ばした黒沢博の紹介から始まり、黒沢博の最期の様子が綴られました。

ブログには以下のように綴られています。

「昨夜、口の聞けない博にいっぱい話しかけました。
博がいつも“兄貴はスーパーマンだ”と言いふらしていたので、耳元で冗談に“俺はスーパーマンだから全て任せて安心しろ”と言ったらとても喜び、僕の手を強く握り返して涙を流し、喜びに溢れていました」

「数時間いて少し元気になったから大丈夫だろうと、一旦引きあげました。4時間後、急変。電話が来てすぐに病院に駆けつけると、医師から臨終ですとの言葉。今は幼い頃の博が頭によみがえって涙がとまりません」

黒沢博と兄には生前わだかまりがあったようですが、亡くなる当日に深い会話をして全てのわだかまりが解けたことも明かしていました。

黒沢博の死因や病気はどんなものだったのか、詳しく見ていきましょう。

黒沢博の死因は公式発表では明らかにされていませんが、親しい関係者が「死因は慢性骨髄性白血病」と明かしたことが報じられています。

黒沢博は2017年に前立腺がんのステージ1であることを公表し、闘病しながら音楽活動を続けてきました。

前立腺がんと白血病に関連はあるのか、黒沢博の病気を解説します。

黒沢博は2017年12月にテレビ出演した際、自身が前立腺がんのステージ1であることを公表しました。

妻とVTR出演という形で病気の詳細を報告し、11月初旬に定期検診でがんを発見したこと、早期発見だったため進行度はステージ1で転移はないこと、手術はせずに治療を行なっていくことが説明されました。

前立腺がんは男性の膀胱の下にある前立腺に発生するがんで、遺伝や加齢、男性ホルモン、食生活などが影響すると言われています。

50歳を過ぎて発症することが多く、初期の段階では自覚症状がないため発見が遅くなることも多い病気ですが、黒沢博は定期検診のおかげでごく小さな腫瘍を見つけることができました。

がんを公表した黒沢博は「絶対克服します。日本全国にたくさんいる（病気の）方を、僕が元気づけたい」と前向きに宣言していました。

黒沢博の死因となった病気は「慢性骨髄性白血病」とされています。

この病気は、血液のもととなる造血幹細胞に異常が起こり、赤血球、白血球、血小板の数が無制限に増え、体重減少・発熱・腹部の違和感・胃潰瘍・貧血・鼻血・歯茎からの出血などの症状が出る病気です。

初期の慢性期はほとんど自覚症状がなく、移行期になってやっと貧血や微熱、倦怠感などの軽い症状が現れ始め、急性転化期になると急性白血病と同じように重篤な感染症や出血が起こりやすくなるとされています。