徳永英明はデビューを飾ったあと、初めてテレビ番組で歌唱を披露。その後はオフィシャルファンクラブ「TONY'S CLUB」も設立され、プロの歌手としての活動が本格的にスタートしました。

そして、KBC新人歌謡音楽祭優秀新人賞も受賞し、歌手として順調な滑り出しを見せていました。

徳永英明はデビューした翌年のシングル「輝きながら…」が富士フイルム「フジカラー」のCMソングに起用され、自身初となるオリコンTOP10入りを経験します。

このときは音楽番組「ザ・ベストテン」や「歌のトップテン」にもランクインを果たし、歌手としてますます大きな注目を集めました。

徳永英明は1988年12月に自身初となる武道館コンサートを行いました。彼は俳優養成所時代から「5年後に武道館でライブをやりたい」と周囲に語っていたようで、見事にその夢を達成しています。

こうして有言実行を重ねることで、彼は歌手として着実に実績を積んでいくことになります。

徳永英明は1989年にテレビドラマ「悲しいほど好き! 〜Mr.ダンディお嬢様に恋をする〜」への出演が決まり、このときは初めてのドラマ出演でしたが、いきなり主演を務めることになりました。

このときは神崎邦彦という役を演じていて、今とはまた違った雰囲気であることがドラマから見て取れます。

徳永英明は1990年に事務所を独立し、プライベートオフィス「マゼラン」を立ち上げます。その後はシングル「夢を信じて」がアニメ「ドラゴンクエスト」の主題歌になり、独立後も大きなヒットを飛ばします。

そして、代表曲とも言える「壊れかけのRadio」をリリースし、ドラマ「都会の森」の主題歌にも起用され、歌手として最盛期を迎えました。