51位：眩暈

「眩暈」は、2008年にリリースされたアルバム「MoRA」に収録されている楽曲で、ファンの間では「隠れた名曲」と言わしめた一曲です。曲全体を通して、全体的にどんよりとけだるい空気感に満ちています。今にも雨が降りそうな灰色の曇り空の下でぼうっとたたずんでいるかのようで、近年の椎名林檎の曲ではめったに聴くことのできない、アンニュイな雰囲気です。

50位：サカナ

「サカナ」は、2000年にリリースされたアルバム「勝訴ストリップ」に収録されている楽曲です。ライブで披露したのは「（稀）実演キューシュー 座禅エクスタシー」だけというレアな曲となっています。

49位：静かなる逆襲

「静かなる逆襲」は、2014年11月5日にリリースされたアルバム「日出処に収録された楽曲です。メロディーはデビュー以前に、福岡でやっていたバンドのために書いた曲を使っているそうで、椎名林檎自身も思い入れがある曲と語っています。

48位：孤独のあかつき

「孤独のあかつき」は、2013年5月27日にユニバーサルミュージックより発売された椎名林檎の13枚目のシングルです。NHK Eテレの『SWITCHインタビュー 達人達』テーマ音楽[注 1]で、番組側からの製作の依頼により書き下ろされました。

47位：この世の限り

「この世の限り」は、2007年1月17日に椎名林檎×斎藤ネコ＋椎名純平の名義で発売したシングルで、椎名林檎にとっては10枚目のシングルです。椎名自身も音楽監督を務める映画『さくらん』のエンディングテーマとして使用されており、椎名は「家族愛を歌ったもの」と語っています。

46位：灰色の瞳

「灰色の瞳」は、2002年にリリースされた「唄ひ手冥利〜其ノ壱〜」に収録された人気の曲です。1974年に加藤登紀子と長谷川きよしのデュエットで大ヒットを記録したフォルクローレ歌謡の楽曲で、原曲が1970年代の歌謡洋楽の定番のようなサウンドだったので、ノスタルジックな要素を抽出しないようエッジの立ったアレンジになっています。

45位：弁解ドビュッシー

「弁解ドビュッシー」は、2000年にリリースされたアルバム「勝訴ストリップ」に収録されている楽曲で、デビュー当時、フェイバリット・アーティストにドビュッシーを挙げた椎名に対して、周囲が「何で？」という反応を示したこと、また、辛い恋をしていたことから作られた曲です。

44位：警告

「警告」は、1999年にリリースされたアルバム「無罪モラトリアム」に収録された人気の楽曲です。サントリー「ザ・カクテルバー スパークリングキャンペーン篇」CMソングに起用されて話題になり、昔交際していた彼氏への不満を綴った曲とされています。

43位：シドと白昼夢

「シドと白昼夢」は、1999年にリリースされたアルバム「無罪モラトリアム」に収録されている楽曲です。この曲は椎名林檎が19歳になる前に制作した曲で、椎名林檎調の独特な歌詞が特徴的なこの楽曲は、オケの音も入ったりと華やかな音の仕上がりになっています。

42位：オルゴール

「オルゴール」は、椎名林檎の初期の時代の名曲で、音源化はされていませんが、デモテープのみが存在しています。しかしYouTubeの再生回数は11万件を超える人気で、歌詞の良さが魅力となっています。

41位：カーネーション

「カーネーション」は、2011年11月2日にEMIミュージック・ジャパンより発売された12枚目のシングルです。NHK連続テレビ小説『カーネーション』の主題歌として書き下ろされた楽曲で、椎名林檎の楽曲の中でも特にアッパーな楽曲に仕上がっています。

40位：茎

「茎」は、シングルの約1ヶ月後に発売された3作目のアルバム『加爾基 精液 栗ノ花』に収録されている歌詞が日本語のアルバム・バージョンで、椎名と井上雨迩のプロデュース・ユニットである「化猫キラー」によってアレンジされ、演奏はストリングスとバンド主体の編成になっています。

39位：ポルターガイスト

「ポルターガイスト」は椎名林檎の3枚目のスタジオ・アルバム「加爾基 精液 栗ノ花」の10曲目に収められています。アルバム2曲目の「ドッペルゲンガー」と対をなす作品で、「ドッペルゲンガー」「ポルターガイスト」で怪異現象2部作のような趣があります。

38位：おだいじに

「おだいじに」は、2003年にリリースされたアルバム「加爾基 精液 栗ノ花」に収録されている曲です。椎名林檎のピアノと井上雨迩のギターという異色のコラボ作品になっています。

37位：熱愛発覚中

椎名林檎が書き下ろし、中田ヤスタカ（CAPSULE）が編曲を手掛けたコラボレーション楽曲「熱愛発覚中」は多くのファンを魅了した人気ナンバーです。公開されたミュージックビデオは僅か3日でYouTube再生回数100万超えと大きな話題を呼びました。

36位：茎(STEM)

「茎（STEM）」は、2003年1月22日に発売された8枚目のシングルです。このシングルは椎名が初めてオリコンシングルチャートで1位を獲得した作品で、映画『CASSHERN』挿入歌に起用されて話題となりました。

35位：すべりだい

「すべりだい」は、1998年にリリースされたアルバム「幸福論」に収録された人気の曲で、長きに渡る椎名林檎の原点を担う1曲とされています。カップリングということもあって代表曲と肩を並べる印象はあまりありませんが、ファンにとっては存在感抜群な楽曲となっています。

34位：虚言症

「虚言症」は、2000年にリリースされたアルバム「勝訴ストリップ」に収録されている曲で、男性と対等に接したいにもかかわらず依存してしまうことを歌っており、椎名林檎自身の恋愛観を表現している曲として人気を博しています。