活動期間：1971年-活動中
現在のメンバー数：1名
所属事務所：クリスタルキングカンパニー、ヤマハ音楽振興会

主なリリース作品
シングル
1979年11月21日　大都会
1980年4月5日　蜃気楼
1982年7月21日　セシル
1984年10月5日　愛をとりもどせ！！
2007年8月29日　くるくるくりくり

オリジナルアルバム
1980年5月5日　CRYSTAL KING
1980年12月21日　LOCUS
1981年9月21日　eleven carats
1983年4月21日　CITY ADVENTURE
1985年6月21日　MOON
1987年7月25日　1968・夏・東京
1999年6月6日　Bear Away

ベストアルバム
1985年12月15日　クリスタルキング THE BEST
1999年3月25日　クリスタルキングベストコレクション
2003年3月26日　クリスタルキングベスト
2006年12月21日　ポプコン・スーパー・セレクション クリスタルキング ベスト

1971年に九州で結成されたクリスタルキングは、結成時からしばらくの間はロックバンドとして活躍。多くの名曲やメンバーたちの才能で多くのファンを獲得し、日本中にクリスタルキングの名を轟かせました。

ロックバンドとして活動を行っていたクリスタルキングですが、メンバーの多くがクリスタルキングを脱退。現在は、結成時の中心メンバーであったムッシュ吉﨑さんのソロプロジェクトとして活動を行っています。

元メンバーである田中昌之さんも、音楽業界で活躍中。以前は「田中雅将」名義で活動を行っており、人気ゲーム「塊魂」のオープニングテーマ「塊オンザロック～メインテーマ」を「田中雅将」名義で発表しています。

クリスタルキングが今までに発表している楽曲の中で、特に日本中を熱狂させたヒット曲のひとつが「大都会」。1979年11月21日にリリースされたクリスタルキングのデビューシングル曲であり、クリスタルキングの代表曲として現在も世代を超えて愛されています。

「大都会」は、壮大な世界観が感じられる曲調も魅力のひとつ。映画やテレビドラマが好きな人にもおすすめの楽曲であり、聴き終えると大作を見終わったような感動を覚えることができるでしょう。

ボーカリストたちのハイクオリティな歌唱力も、「大都会」が多くの人に高く評価されているポイントのひとつ。当時のクリスタルキングは現メンバーのムッシュ吉﨑さんと元メンバーの田中昌之さんがボーカルを務め、2人による素晴らしいツインボーカルもクリスタルキングならではの魅力として広く支持されました。

ムッシュ吉﨑さんが低音域のボーカルを務め、高音域のボーカルを田中昌之さんが担当。2人のハーモニーによって「大都会」の壮大な世界観はさらに迫力が増し、日本中を虜にすることに成功したのです。

先ほども記載しましたが、「大都会」はクリスタルキングにとって記念すべきデビューシングル曲。デビューシングルですぐに大ヒットを記録することができるアーティストはそう多くはありませんが、クリスタルキングは「大都会」でいきなりオリコン週間シングルランキングで1位を記録。さらに1980年2月度のオリコン月間シングルランキングでも1位を記録し、同年のオリコン年間シングルランキングでは3位を獲得。ミリオンセラーも記録しており、さらに第10回世界歌謡祭でグランプリを受賞するなど、クリスタルキングは「大都会」で早々に大成功を収めたのです。

「大都会」をリリースし、日本中の音楽ファンたちからの支持を集めたクリスタルキング。「大都会」のシングルをリリースした年から翌年の1980年の大みそかに放送された第31回NHK紅白歌合戦で紅白に初出演を果たし、「大都会」を披露したことも当時話題になりました。

シングルのリリースから年月が経過した現在も、「大都会」は世代を超えて愛され続けています。カラオケでの人気も高く、「大都会」がカラオケでの十八番だというクリスタルキングのファンも多いはずです。

「大都会」で一世を風靡したクリスタルキングですが、ヒット曲は「大都会」のみではありません。1980年4月5日に発売されたセカンドシングル曲「蜃気楼」も、クリスタルキングのファンからの人気が高いヒット曲です。

「蜃気楼」のシングルは、オリコン週間シングルランキングで2位を記録。売上は約75万枚と言われており、こちらの数字を見ただけでも、「蜃気楼」がどれほどのヒット曲であるか誰もがうかがい知ることができるはずです。

「大都会」に並ぶほどのクリスタルキングの代表曲としても知られているヒット曲でもある「愛をとりもどせ！！」。熱い感情を抱くことができるナンバーとなっており、1984年10月5日にシングルとしてリリースされました。