1971年に結婚した前川清と藤圭子。
スター歌手同士の結婚で大きな話題となりましたが、わずか1年の結婚生活の末に離婚しました。

ここでは二人の馴れ初めから結婚までの経緯、1年で離婚に至った離婚理由など結婚にまつわる情報をまとめました。
前川清の息子と娘、元嫁・藤圭子の娘など、子供や孫の情報、再婚の情報もあわせてお届けします。

まずは前川清・藤圭子のプロフィールから見ていきましょう。

名前：前川 清（まえかわ きよし）
生年月日：1948年8月19日
出身地：長崎県佐世保市
血液型：O型

1968年にバンド「内山田洋とクール・ファイブ」のメンバーになり、1969年に「長崎は今日も雨だった」でメジャーデビューした前川清。

同バンドはNHK紅白歌合戦に出場するほどの人気を集め、その後も「噂の女」「そして、神戸」「中の島ブルース」「東京砂漠」など、数々のヒット曲を世に送り出しました。

1987年に前川清はバンドを脱退し、ソロ活動をスタート。
ソロデビュー曲「雪列車」や「フィクションのように」などをヒットさせ、現在も「歩いて行こう」をリリースするなど歌手として活動しています。

音楽活動のかたわら、お笑いタレントとしての才能も有名です。

1970年代に萩本欽一の「欽ちゃんのドンとやってみよう！」にレギュラー出演して以降、「8時だョ！全員集合」や「ドリフ大爆笑」などの国民的バラエティ番組にも出演し、お笑いの才能を開花させました。

名前：藤 圭子（ふじ けいこ）
生年月日：1951年7月5日
没年月日：2013年8月22日（62歳没）
出身地：岩手県一関市

1969年に「新宿の女」でデビューし、ドスの効いた歌声で人気を集め、「女のブルース」「圭子の夢は夜ひらく」などのヒット曲を生み出してきた藤圭子。

見た目は可憐な少女でありながら、夜の世界に生きる女の愛憎渦巻く想いを歌にし、ドスの効いたハスキーボイスな歌声というギャップで人気を獲得した歌手です。

前川清の元嫁で、最後の夫は音楽プロデューサーの宇多田照實という結婚歴を持ち、宇多田ヒカルの母親としても知られています。

当時、ともにスター歌手として人気絶頂を誇っていた前川清と藤圭子が、1971年に結婚を発表しました。

一世を風靡する歌手同士の結婚は大きな話題となりましたが、結婚後わずか1年で離婚しています。

前川清と藤圭子がどのように出会い、結婚し、そして離婚に至ったのか、馴れ初めや離婚理由を見ていきましょう。

前川清が所属していたバンド「内山田洋とクール・ファイブ」と藤圭子はともに同じレコード会社に所属していました。

1969年に芸能人野球大会に出場した「内山田洋とクール・ファイブ」の応援団として藤圭子が出演したのが二人の出会いです。

出会った当初は顔見知り程度で言葉を交わすこともほとんどなかったものの、1970年に「橋幸夫ショー」の前座を務めた藤圭子に前川清が花輪を贈ったことで関係が進展することに。

当時未成年だった藤圭子に贈られた花輪を見て心配した藤圭子の恩師であり事務所の社長でもある作詞家・石坂まさをが、前川清に花輪を贈った真意を問い詰めました。

そこで前川清は「以前、自分が前座を担当した時に、花輪がなくて寂しい思いをしました。藤さんもきっと同じだろうと思って」と花輪を贈った理由を伝えます。

その気配りを気に入った石坂まさをが前川清を自宅に招待し、当時石坂まさをの自宅に住み込んでいた藤圭子と何度も会ううちに距離を縮め、恋愛に発展したというのが二人の馴れ初めです。

結婚発表の際、前川清は「僕が22才で彼女は19才。お互いに好きという気持ちはあるけど、実はどうしても夫婦になりたいというわけではなかった」と前置きした上で、「ただ彼女は当時、石坂まさをさんの自宅に住み込みをしていた。恩師に隠れて会ったりするのは嫌だね、だったら一緒になった方がいいかもね」と考えたのが結婚に至った理由であることを説明しました。

夫婦となれば人目を気にせずに一緒にいられると考えて結婚した前川清・藤圭子ですが、結婚生活は思い描いた通りにはいかず、結婚からわずか1年後に離婚しています。