1971年に結婚した前川清と藤圭子ですが、結婚から1年で離婚したことで、その離婚理由に注目が集まりました。

前川清は結婚生活を振り返り、「実態のないものだった」と衝撃の一言を発しています。

結婚当時、前川清は「内山田洋とクール・ファイブ」として毎日忙しい生活を送り、一方で藤圭子も人気歌手として活躍していました。

音楽番組の収録や生放送に追われ、仕事が終わって家に帰っても疲れ果てて眠る。
そんな毎日の繰り返しで、夫婦水入らずの時間を過ごす余裕など一切なかったといいます。

そんなすれ違いにより、結婚生活はたった1年で幕を閉じました。
離婚会見でも「離婚の理由はない」と語り、「今思えば、そういう運命だった」と言う前川清。

スター同士の結婚は思い描いたような甘いものではなく、すれ違いを理由に離婚に至りました。

たった1年間の結婚生活の末に離婚した前川清と藤圭子ですが、その後お互いに新たなパートナーを見つけ、再婚しています。

前川清は、藤圭子との離婚から10年後の1982年に、当時レコード会社の社員だった女性と再婚しました。

再婚後の1984年には第一子となる女児が誕生し、現在までに3人の子供の父親となっています。

藤圭子は前川清との離婚後、1982年に音楽プロデューサーの宇多田照實と再婚しました。
再婚後、宇多田照實との間で7回の離婚・再婚を繰り返していますが、藤圭子の最後の夫として知られているのは宇多田照實です。

再婚した宇多田照實との間には、1983年に第一子となる女児が誕生しています。

藤圭子はこの時、網膜色素変性症を発症し視力が徐々に低下していました。
その経験もあり、「我が子から光が失われないように」という願いを込めて娘に「光」と命名しています。

1998年、娘が宇多田ヒカルとして歌手デビューしたことを機に、藤圭子は歌手活動を実質引退しました。

前川清と元嫁・藤圭子は、すれ違い生活の末に1年で離婚したたこともあり、二人の間に子供はいません。

その後、お互いに再婚した相手との間にそれぞれ息子・娘が誕生しています。

1985年に誕生した息子・前川紘毅（まえかわ ひろき）。

現在、息子は「紘毅」の名義でシンガーソングライターとして活動しています。

2005年に父親が前川清であることを伏せてエイベックス主催のオーディション「a-motion ’05」に応募し、グランプリを獲得して2006年に「カエデ」でメジャーデビューしました。

1991年に誕生した娘・前川侑那（まえかわ ゆきな）。

娘も音楽活動をしており、男女2人組ロックユニット「Dire Wolf」のヴォーカル「Yu」として、2019年にアルバム「SHINKA」でメジャーデビューしています。

息子・娘ともに前川清との親子仲は良好で、SNSなどを通じて親子ショットを披露したり、一緒に歌を歌ったりと、和やかで微笑ましい家族関係を築いています。

藤圭子と宇多田照實の間に誕生した娘・宇多田ヒカル。

1998年に15歳という若さで「Automatic」で歌手デビューし、デビューシングルにしてダブルミリオンの大ヒットを記録。

1stアルバム「First Love」は累計売上枚数765万枚を超える歴史的ヒットとなり、日本を代表する歌手の一人として絶大な人気を誇っています。

宇多田ヒカルは19歳だった2002年に映画監督の紀里谷和明と結婚し、2007年に離婚。
その後2014年にイタリア人男性と再婚し、2015年に男児を出産しましたが、2018年に離婚しています。

2020年11月、前川清の息子・紘毅と、妻である元アイドルユニット「Cheeky Parade」の亜紗美との間に、第1子となる女児が生まれたことが発表され、前川清に孫が誕生したことがわかりました。

初孫の誕生に前川清も喜んでおり、トーク番組「徹子の部屋」に出演した際にも孫トークを繰り広げるなどすっかり孫を溺愛するおじいちゃんになっています。

今後、音楽一家に生まれた孫がどう育っていくのか、3代に渡る前川清一家のこれからにも注目が集まります。