名前：松下 公次（まつした こうじ）
生年月日：1949年1月20日
出身地：和歌山県
身長：165㎝
血液型：A型
職業：歌手、俳優、タレント

北公次はジャニーズの人気アイドルグループ「フォーリーブス」のリーダー。彼らは1967年に結成されたグループで、翌年の「オリビアの調べ」にてレコードデビューを果たします。

その後は男性アイドルグループとしては絶大な人気を集め、ブロマイドの売上が男性歌手部門で1位になるなど、多くの女性ファンを抱えていました。

北公次はフォーリーブスで人気を集めたあと、俳優としての活動もはじめ、こちらでも非常に高い人気を集めました。当時は話題のドラマや映画に多数出演していましたが、主演作は俳優デビュー後の「ボクは女学生」、「ボクは恋人」のみでした。

北公次は1978年にフォーリーブスが解散したあと、ジャニーズ事務所を退所します。当時は副社長のメリー喜多川から説得を受けるも振り切ってジャニーズを辞めます。その翌年には覚醒剤取締法違反で逮捕となっていて、これ以降は波乱万丈な生活を送ることになりました。

北公次はその後は芸能界から離れたり、復帰したりの繰り返しで安定した生活は送れず、とても苦労が多かったようです。また、3度の結婚も経験していて、子供も生まれています。仕事面では1994年の3度目の結婚後からはブティックや喫茶店の経営を行い、2002年にはフォーリーブスを再結成。

ここから個人事務所を立ち上げるなど精力的に活動を行い、2009年以降は表立った活動は無くなりました。

北公次は2012年2月4日に嫁が肝臓がんであることをファンに発表。その後、同年2月21日に容体が急変し、その翌日に亡くなってしまいました。享年63歳でした。

葬儀は創価学会の「友人葬」形式で営まれ、親族と関係者250人、ファン約400人が見送りました。

北公次はジャニーズ事務所に所属していた頃、社長であるジャニー喜多川から性被害を受けていたことを明かしています。また、これについては告発時に「少年愛にとりつかれた男が経営するジャニーズ事務所」とも語られていて、彼がどんな目に遭っていたのかが話題を集めました。

名前：喜多川 擴（きたがわ ひろむ）
生年月日：1931年10月23日
出身地：アメリカ合衆国
職業：ジャニーズ事務所元社長

北公次はジャニー喜多川からの性被害を訴えていましたが、一体何をしたのでしょうか？これについては本人から「女を知る前に男と性体験してしまった」と語られていて、性的な関係にあったことがわかっています。

さらに彼は4年半にも渡ってジャニー喜多川から性被害を受けていたことも明かしていて、とてつもない苦痛だったことが明かされています。

北公次は1988年に出版された「光GENJIへ―元フォーリーブス北公次の禁断の半生記」という本の中でジャニー喜多川から受けた性被害を告発していて、当時は元人気アイドルの告発だけに日本中で大きな話題を呼びました。

この本ではその後に自身の暮らしぶりも綴られていましたが、その内容から当時のジャニー喜多川とジャニーズ事務所を批判する目的で書かれたことは間違いありません。

北公次は中学卒業後に「スリーファンキーズ」というバンドのバンドボーイを務めていて、当時彼らのステージを舞台袖で見ていたところ、その場に居合わせたジャニー喜多川から声をかけられます。このときはジャニーズ事務所のアイドルグループ「ジャニーズ」の話で盛り上がり、「ジャニーズに会わせてあげるよ」と言われ、ジャニーズ事務所に入ることが決まりました。

北公次はジャニーズ入りを果たし、東京・四谷にあるお茶漬け屋の2階へ下宿することになります。ここはジャニー喜多川の自宅兼合宿所で、その2日目の夜から彼のもとへジャニー喜多川が足を運ぶようになります。ここから彼の性被害を受ける地獄の生活が始まり、毎晩のようにされるがままだったのだそうです。

北公次は合宿所2日目の夜にいきなりジャニー喜多川が彼の部屋を訪れ、アイドルデビューを約束するような言葉をいいながら彼の身体のマッサージを始めたのだとか。その後は全身にキスをされ、性器を弄られ、彼の性器を口にふくんできたのだそうです。

北公次はジャニー喜多川から性被害を受けた際、「いやですよ」、「やめてください」と言ったものの、彼には届かず、これ以降は数えきれないぐらいの性被害を受けています。ただ、彼は知らぬ地で生活するにはジャニー喜多川を頼ることしかできず、このときことは告発本の中で「ジャニーさんにからだをまかせるのも、芸能界でデビューして必ずアイドルになってやるんだという目的のためだった」と綴られていました。

北公次はジャニー喜多川から性被害を受けていたようですが、その一方で彼とはとても仲が良く、まるで恋人や夫婦のような間柄になっていたのだそうです。

ジャニー喜多川からは「コーちゃん」と呼ばれ、彼からの信頼も厚かったのだとか。

北公次は合宿所にいた頃、ジャニーズのアイドル予備軍の男の子から相談を受けたことも明かしています。その男の子は当時小学3年生ぐらいで、「おとなのおとこの人ってみんなあんなことやるの？」と言われたのだとか。

また、この男の子は「ジャニーさんがメンソレータムもって部屋にくるの。ぼくいやだよ、あんなこと……。きもちわるいよ」と語っていて、幼い男の子であっても性被害を受けていたことも判明したのだそうです。

北公次は疲れて合宿所に帰ってきたとき、ジャニー喜多川からいつものように求められると、イライラして「やめてくれ！」とパジャマのまま合宿所を飛び出してしまったことがあるのだとか。

このとき、彼は真っ青な顔で涙を浮かべる姿がファンに目撃されていて、これを機に「この男たちの愛欲の館と化している合宿所から抜け出そう」と決心を固めました。