長年に渡って舞台「放浪記」の主演をつとめ上げ、総公演回数は実に2017回に及び、1984年に紫綬褒章、1992年に勲三等瑞宝章、2005年に文化勲章、そして2009年には国民栄養賞を授与された森光子さん。

一方で、NHK紅白歌合戦をはじめ、様々なテレビ番組の司会を務めるなど、その活動は女優業にとどまらず、名実ともに“芸能界のお母さん”として、幅広い親交があったようです。

特に、ジャニーズをこよなく愛し、所属アイドルたちの面倒をみていたことでも知られている森光子さんですが、中でも少年隊の東山紀之さんとの関係は特別だったとも…。

そこで今回、そんな森光子さんとジャニーズの関係と、一部に養子縁組までしていたとも噂されている東山紀之さんとの関係についてまとめてみました。

父親が森光子さんの大ファンで、よく彼女の舞台を観劇しては「森光子は踊りがうまい」と褒めていたことを覚えていた故ジャニー喜多川氏が、ジャニーズ事務所を立ち上げた後、趣味の麻雀を交えながらの交流が始まったそうです。

森光子さんは、近藤真彦さんや滝沢秀明さん、堂本光一さんらの主演舞台を積極的に観劇したのみならず、稽古中にはスタッフの分も含めて大量に差し入れをするなど、ジャニーズタレントたちを手厚く支援していました。

一方で、森光子さんの誕生日や舞台の節目公演の際には、東山紀之さんらジャニーズ軍団が大挙して駆けつけ、お祝いするなどお互いに交流を深めていたようです。

また、年に1回はメリー喜多川副社長（当時）とヨーロッパ旅行へ出掛けており、2人で数千万円に及ぶその豪遊費用は、全額メリーさんもちだったそうです。

そもそも森光子さんと東山紀之さんの関係は、1986年末のNHK紅白歌合戦に少年隊が初出場した際、審査員を務めていた当時66歳の森光子さんが、次のように優しく声をかけたことがきっかけで始まったそうです。

「東山さん、あなたのファンですよ。いつも見ていますよ」

その前年である1985年にレコードデビューしたばかりの少年隊にとって、大女優“森光子”はまさに雲の上の存在でしたが、この出来事を機に、森光子さんはとりわけ東山紀之さんに目をかけるようになったと言います。

その後は、1993年に放送された東山紀之さん主演のNHK大河ドラマ「琉球の風」や、1994年の舞台「御いのち」など、何度も共演を重ねていった森光子さんと東山紀之さん。

やがて、週刊文春により、東山紀之さんが森光子さんの自宅に週4ペースで通い詰めていること、時には深夜に訪れてお泊まりして朝帰りすることなどが報じられると、2人には46歳もの年齢差をものともせず、熱愛の噂まで囁かれることに…。

そんな東山紀之さんは、2010年10月23日、女優の木村佳乃さんと結婚するのですが、それに先だって、森光子さんの元に結婚を認めてもらうべく、2度に渡って直談判に訪れたことを明かしています。