宮史郎さんは、1959年姫路市のキャバレーで働きながら「男の花道」を自主制作で発売し、1961年には大阪に拠点を移してボーイズ形態の音曲漫才「スパローボーイズ」を結成します。

1963年に、兄である宮五郎さんと並木ひろしさんと「ぴんからトリオ」を結成すると、自主制作した「おんなのみち」が有線放送と地道な営業から火が付き420万枚を売り上げます。
その後に発売された「おんなのねがい」「おんなのゆめ」も大ヒットします。

1973年には、「第15回日本レコード大賞」にて大衆ヒット賞を受賞すると、「第24回NHK紅白歌合戦」にも出場しました。この年に並木ひろしさんが脱退します。
グループ名をぴんから兄弟に改名するも、1983年に解散し宮史郎さんはソロの歌手として活動を開始します。

ぴんからトリオ解散後に、NHKの「わたしの愛唱歌　ビッグヒットこの10曲」で一回限りの再結成をし、「女のみち」を歌唱しました。
宮五郎さんと並木ひろしさんはギターを担当しました。

ソロ歌手として、地方回りやナツメロ番組などに出演し忙しい毎日を送っており、2004年の金鳥のCMで虫に扮して「虫ごころ」を歌い話題になりました。

さらに、ソフトバンクモバイルのＣＭで浜崎あゆみさんと流しのギター弾き役で共演されています。

2007年公開の映画「歌謡曲だよ、人生は」の第五話「女のみち」では、宮史郎さん本人も出演され劇中で「女のみち」を披露しています。

「女のみち」以外にも「女のねがい」や「女のゆめ」「片恋酒」なども大ヒットしています。
他にもたくさんの曲を出しているので宮史郎さん、ぴんからトリオの代表曲をご紹介します。

1972年　女のみち
1972年　女のねがい
1973年　女のゆめ

1973年　女のきず
1973年　ひとり酒
1974年　夢を抱く女
1974年　あなたが欲しい
1975年　女のちかい
1975年　おまえ
1980年　あなたのすべて

1984年　片恋酒
1988年　いのち川
1995年　命のかぎり
2000年　酒場さすらい
2001年　霧の湯布院
2002年　浪花ふたり道
2003年　雨の修善寺
2004年　悲しい意地

2020年現在のオリコンデータに基づいたランキングで、昭和・平成で日本で一番売れたCDまたはレコードのTOP100で「おんなのみち」が売上枚数325万枚でTOP2になっています。

この記録は、平成の国民的アイドルSMAPの「世界に一つだけの花」よりも多く売り上げています。

他にどのような曲がランクインしているのかTOP5までご紹介します。

平成・昭和で一番売れたシングルTOP1：およげたいやきくん　子門真人
平成・昭和で一番売れたシングルTOP2：女のみち　宮史郎とぴんからトリオ
平成・昭和で一番売れたシングルTOP3：世界に一つだけの花　SMAP
平成・昭和で一番売れたシングルTOP4：君といつまでも　加山雄三
平成・昭和で一番売れたシングルTOP5：TUNAMI　サザンオールスターズ

この「女のみち」は結成１０周年を記念して300枚だけ自主制作したものだったのに、ここまで売れたのは「8時だヨ！全員集合」で加藤茶さんがコントのお巡りさんで毎回歌っていて子供たちに人気になったことからこの大ヒットが生まれました。

宮史郎さんの髪型は若いころからずっとかわらずこの独特の九一分けのヘアスタイルが定番になっています。

ネット上では、イヤミに似ているなんて声もチラホラ聞こえます。
そこで、宮史郎さんがイヤミに似ているのか画像で見比べてみたいと思います。