小西彩乃さんは、ガールズ・ダンス＆ボーカルグループ・東京女子流の元メンバーでボーカルとリーダーを担当していました。

2009年に「キラットエンタメチャレンジ エイベックスキッズコンテスト」の歌部門で審査員特別賞を受賞しました。
翌年には、エイベックス・アーティストアカデミー大阪校から東京女子流のメンバーとしてデビューを果たします。

東京女子流とは、エイベックスがSweetS以来7年ぶりに送り出したガールズ・ダンス＆ボーカルグループです。
2010年にSHIBUYA O-nestで初のライブを行ってから2週間に一度の割合で単独ライブを行っていました。

パフォーマンスグループAAAのツアー「AAA Heart to ♥ TOUR 2010」に参加し、デビュー・シングル「キラリ☆」も発売しました。

2011年には、全国4か所（大阪、東京、名古屋、広島）のCLUB QUATTROで「東京女子流 1st JAPAN TOUR 2011 〜鼓動の秘密〜」ツアーを開催し、さらに国内だけではなく台湾で「心跳的秘密」（鼓動の秘密）でアルバムデビューをし、翌週には香港でも発売されました。

アジアだけではなく、フランスのテレビ番組「Japan in Motion」に出演もされ、シンガポールでも「Japan Travel Fair 2012」初の海外活動するなどその活動の勢いが止まりません。

そんな中、11thシングル「ROAD TO BUDOKAN 2012 〜Bad Flower〜」がオリコンチャート最高4位を記録しました。
さらには、日本武道館で初の単独公演を開催しています。

2015年に日本国内のアイドルフェスとアイドル専門誌は出演しないという「アーティスト宣言」を行いました。
しかし、2017年に「アイドル、アーティスト受け取り方はどっちでもいい」「女子流は女子流でしかない」といった「アーティスト宣言」を事実上撤回しました。

撤回した理由については、「当時のスタッフのかじ取りであったが、結果的に活動を狭めてしまった」為のようです。

2012年に小西彩乃さんは、右足の指を骨折しました。最初はダンス無しでステージに参加する方向でしたが快復に時間がかかるということで一時グループの活動を休止しました。
その後、4月30日に行われた初上陸の北海道・札幌cube gardenでの「2nd JAPAN TOUR 2012 ～Limited addiction～」では完全復活しました。

しかし、以前からの腰痛が悪化したということで、2015年の6月にグループの公式サイトで「腰痛悪化のため治療に専念するべく、活動をお休みさせていただきます」と報告し活動を休止しました。

けれど、同年12月28日に東京女子流からの卒業と芸能界の引退を発表しました。

脱退理由については「今年に入り、どんどん前へ突き進んでいこうとしてる女子流に私はついていける自信がなくなっていました。
ライブがおわって一段落したところで抱えていた腰痛のこともあり、改めてこれからの活動のことを考え、お休みをいただくことになりました。

それから自分自身とゆっくり見つめあう時間ができて、改めてやっていけるのかを真剣に考え、やっぱり東京女子流として同じ夢を目指して頑張っていける自信がなく、4人がこれからもっと上を目指していこうとしてるのに、私がこんな中途半端な気持ちでやっていくのは申し訳ないし、足を引っ張るだけじゃないかと思い、今回の決断をさせてもらうことになりました。」と発表しています。

また「今の私がいるのは何があっても見守ってくれて、応援してくれたファンの皆さんがいたからです。
それからどんなことでも真正面で受け止めてくれて、必死になって動いてくれたスタッフさん。
何があっても味方でいてくれて支えてくれた家族。そして、この6年間家族よりも長い時間をともに過ごして、辛いことも楽しいことも側で分かち合った大好きなメンバー。
関わってくれたすべてのみなさんのおかげです。

私は本当にいろんなひとに愛されて育ってきたのに、期待に答えられなくてごめんなさい。

これからどんどん前へ突き進んでいくメンバーに負けないように、私は別の道になるけど、前をみて自信をもって頑張っていこうとおもいます。」と感謝と今後の抱負も語られています。