親しみやすいメロディアスなサウンドに、心に響く歌詞、そして軽快でテンポの良いラップ…そんな既存のヒップホップとは一線を画する新しいサウンドで、幅広いファン層を獲得したヒップホップ・グループ「ケツメイシ」。

インディーズ時代の楽曲「こっちおいで」が、CMの挿入歌に起用されたことで注目を集めたケツメイシですが、彼らの知名度が全国区になったのは、名曲「手紙」や「トモダチ」が収録されたメジャー1stアルバム「ケツメポリス2」でした。

このアルバム「ケツメポリス2」は、いわゆる“メロウなラップ”を初めて世に知らしめた「革命的」な1枚と称されています。

そんなケツメイシが、ヒップホップ界のみならず、J-POPを代表するアーティストの仲間入りを果たしたのは、その後にリリースしたメジャー11thシングル「さくら」でした。

2005年の年間オリコンチャート2位を獲得した「さくら」によって、ケツメイシはその年のNHK紅白歌合戦への出演を打診されるまでに…結局、彼らは出場を辞退するのですが、それがまたカッコ良い！と話題になりました。

そんなケツメイシの活動は、楽曲のリリースとライブが中心で、テレビなどのメディアに顔を出すことは非常に稀なんですよね。

その理由についてメンバーのRyoさんは、「歌唱力、ルックス等テレビ向きではないから」と説明しています。

なので、曲の認知度は高いものの、メンバーの認知度は意外と低かったりするんですよね。そこで今回、そんなケツメイシのメンバーのプロフィールと、結婚や不仲説、病気など話題になったことを中心にまとめてみました。

ケツメイシの表向きのリーダーは、この後紹介する大蔵さんですが、グループの中で最年長であり、影のリーダー的存在なのが、このRyoさんだと言われています。

そんなRyoさんは、多くの政財界の要人や医者、文化人などを輩出してきた中高一貫の男子校である獨協高校出身の超エリートなんですよね。

それもそのはず、Ryoさんの父親は、順天堂大学名誉教授であり、心臓血管外科学医の田中淳氏なのだとか。

そしてRyoさん自身も、東京薬科大学を卒業した薬剤師で、製薬会社への勤務経験もあるのだとか。

そんな超高学歴であり、お坊ちゃん育ちなRyoさんですが、実は下ネタ好き＆ラーメン大好きな庶民派で、そのギャップがファンにはたまらないところのようです。

ケツメイシのボーカルを担当するRyojiさんは、その高い歌唱力によりケツメイシの人気を支える存在と言えるでしょう。

また、ケツメイシの活動だけではなく、音楽プロデューサーとしても顕著な活躍を魅せているRyojiさん。

女優の上戸彩さん、ジャニーズの木村拓哉さんやV6、Sexy Zone、中島美嘉さんなどのプロデュースを手掛けている他、KICK THE CAN CREWのMCUさんなどとのコラボなど、活動の幅を広げています。

但し、近年は健康上の問題を抱えているようで、その点については後述します。

大蔵さんは、ケツメイシのMC（ラップパート）を担当し、ケツメイシのリーダーでもあります。

前述したRyoさんとは同じ東京薬科大学の後輩で、長年に渡って「ケツメイシ」に入れて貰えるようRyoさんに懇願した末に、晴れてメンバーとして認められたという経緯があるようです。

もちろん大蔵さんもRyoさんと同様に薬剤師の免許を持っており、さらに鍼灸師の免許も取得しているのだとか。

また、ケツメイシではラッパーとして活躍している大蔵さんですが、「大蔵 From ケツメイシ」という名義で、様々なイベントにDJとして参加しており、DJとしてのスキルもかなりのものだったりします。