江川ほーじんさんは元爆風スランプのメンバーでベースを担当していました。
アマチュアバンド「爆風銃（バップガン）」に途中加入した江川ほーじんさんでしたが、そのすぐ後にファンキー末吉さんに誘われサンプラザ中野さん、パッパラー河合さんと一緒に「爆風スランプ」を結成しました。

爆風スランプ脱退後、織田哲郎らのプロジェクト「TOUGH BANANA」に参加すると1990年に「RHINOCEROS」を結成しました。

スタジオミュージシャンやミュージシャンとのセッションライブなどの活動を行っていました。
さらに、20数年ぶりに集結した爆風銃のメンバーたちと再始動へ向けて準備を進めていましたが、2018年12月に交通事故にあい意識不明の重体になり、2020年時点でも意識は戻っていません。

1984年にデビューしたロックバンドです。
デビューした頃は過激なパフォーマンスを行うことから聖飢魔IIや米米CLUBと共に「ソニー三大色物バンド」と呼ばれていました。
例えば、ライブで客席に向けて消火器を放射したり、スイカを投げたり、燃料をしみこませた綿を頭の上にのせて火をつけたりするなどのパフォーマンスやまた歌詞に合わせた着ぐるみを着るなどの演出などを行っていました。

ライブだけではなく夜のヒットスタジオDELUXEに初出演を果たした時にも火を使うパフォーマンスを行い後で消防署からクレームが入ったこともあり、ザ・ベストテンに出演した際にはスタジオ内を暴れまわるなどしていましたが、1986年に売れることを目的とした活動を開始します。

その後の1988年にリリースされた「Runner」が大ヒットし「第39回NHK紅白歌合戦」にも出場しました。「Runner」は現在でも高校野球のブラスバンドの応援歌の定番曲にな
っています。

「大きな玉ねぎの下で」のリメイクバージョン「大きな玉ねぎの下で 〜はるかなる想い」も大ヒットするも、その後はヒット曲に恵まれず1999年に活動を休止しています。

1985年　無理だ!決定盤〜YOU CAN NOT DO THAT〜
1988年　Runner
1989年　大きな玉ねぎの下で 〜はるかなる想い
1998年　暖かい日々　他

1987年　JUNGLE
1990年　ORAGAYO 〜in the 7th heaven〜
1998年　ハードボイルド　他

上記にも記載しているように爆風スランプは、ライブでのパフォーマンスやスタジオ内で暴れるといった行為などを行っていましたが、バンド活動に限界が見え始めていました。

そこで、プロデューサーとして新田一郎を迎えました。その新田さんが、売れることを目的とした活動を始めたことに江川ほーじんさんが反発され脱退しました。

そんな江川ほーじんさんが脱退しとことで産まれた曲が「Ｒｕｎｎｅｒ」ということはファンの中では有名な話です。
その時のことをサンプラザ中野くんは、「彼が在籍している間に良い曲を作って、世の中にちゃんと認められようと思いました」と語っています。

　そして「この歌は、ロッカールームで「君」が戻らないという意志を表明し「俺たち」はそれぞれの道を走り続けるという内容で「当時はメンバーの脱退のことしか頭の中になかったので僕らの姿を描いた」と振り返っています。

江川ほーじんさんが結婚しているか調べましたが、情報が全くなく結婚されているか分かりませんでした。

事故にあったのが2018年で江川ほーじんさんが57歳の時でしたので、それ以前に結婚されていた可能性もあります。