
天才・中島らも伝説!アルコール依存症・死因もまとめ
天才と呼ばれた作家・ミュージシャン「中島らも」の伝説、アルコール依存症や死因をまとめました。天才と言われる理由、破天荒な数々の伝説に注目。アルコール依存症や躁鬱病を患い、若くして亡くなった死因についてもお届けします。
天才・中島らもとは
リアルな経験談と退廃的なストーリー、美しい文章を紡ぐ小説家として知られ、ミュージシャンとしても活躍した中島らも。
彼が紡ぐ小説やエッセイには酒や薬などの描写が多く、そのどれもが自身の体験した話であることも知られています。
酒と薬に溺れながらも数々の名作を残し、代表作「今夜、すべてのバーで」は吉川英治文学の新人賞を受賞。
52歳で突然この世から去った中島らもですが、死した今も熱狂的なファンが多く、新たにファンを生み出している天才・中島らもの生涯に迫りました。
中島らもが残した伝説、アルコール依存症のエピソードや死因についてお届けします。
中島らものプロフィール
代表作の小説「今夜、すべてのバーで」で知られる中島らも。
広告代理店のコピーライターとしてキャリアをスタートさせ、1982年に雑誌「宝島」で「啓蒙かまぼこ新聞」を企画・制作して注目を浴びるようになりました。
1987年には「有限会社 中島らも事務所」を設立して作家活動を本格化させ、小説やエッセイのみならず落語、バラエティ番組の脚本・コントなども執筆。
中島らもの作風は「ひねくれたユーモア」と言われることが多く、関西のノリや奇人変人を描いたものが多数あります。
劇作家としても活動していた中島らもは自身も舞台に立つことがあり、劇団「笑殺軍団リリパットアーミー」の主宰・俳優として活動しました。
ミュージシャンとしてはロックバンド「PISS」を結成し、ボーカル・ギターを担当。
結成直後にレコーディング費用を女に騙し取られて頓挫しましたが、1994年に再結成しました。
2003年からは「中島らも&Mother's Boys」でもボーカル・サイドギターを務め、音楽界にも活動の幅を広げました。
そんな中島らもが短い生涯でどんな伝説を残してきたのか、数々の伝説エピソードを見ていきましょう。
中島らもの伝説エピソード
酒と薬に溺れながら、数々の伝説を残してきた中島らも。元来真面目な性格でありながらも人生を放り投げたような生き様を見せ、躁鬱病とアルコール依存症・薬物中毒に侵されながらも退廃的で美しい文章を綴ってきました。
そんな中島らもの生涯で、伝説とも言えるエピソードを紹介します。
名門・灘高生にしてフーテン伝説
中島らもは成績優秀な少年時代を過ごし、名門・灘中学校という進学校に150名の合格者中8位の成績で合格しました。
しかし灘中から灘高校在学中にかけて酒・煙草・薬に手を出すようになり、音楽やB級映画、ラジオなどにも傾倒します。
成績は急降下し、体裁のため大学受験するも不合格で浪人生になりました。
浪人中の中島らもは神戸市の繁華街でパチンコ店やジャズ喫茶に通うようになり、所謂「フーテン」と呼ばれる人々と交流を持つように。
酒と薬に更に深く溺れるようになり、1年間のフーテン生活を送りました。
中島らもは後にこの頃のことを「ずいぶんいろんな面白い体験をしてるはずなのだがあまり覚えていない」と語っています。
ただこの頃の経験が後の執筆活動に与えた影響もまた大きく、名門進学校の優等生からフーテンへの凋落は彼の伝説のひとつと言えるでしょう。
「ヘルハウス」伝説
1977年、兵庫県宝塚市に一戸建てを建てた中島らも。当時は広告代理店のサラリーマンでしたが、1980年にフリーに転身したことで邸宅が不良の溜まり場になります。
「中島らもが会社を退職して暇らしい」と聞きつけて家に押しかけた友人達。溜まり場となったマイホームには、次第に自称ミュージシャン・フーテン・ジャンキーなども集まるように。
結果、学生時代の薬遊びに再び陥ることとなり、夜な夜な酒と薬に溺れながらギターを弾き、処方箋の乱用や性交渉で遊ぶように。
巷では薬が遊べる家として有名な「ヘルハウス」と呼ばれるようになりました。
ここには書けないような遊び・悪行を山盛り繰り返していたこの頃のエピソードは、中島らもが2000年に出版した自伝小説「バンド・オブ・ザ・ナイト」に記されています。
中島らもの伝説的ヘルハウス時代のエピソードや思考を深く知りたいという方は、ぜひ書籍の方もチェックしてみてください。
ラジオで「大麻吸ってきた」発言で逮捕
2003年2月、中島らもが大阪のラジオ番組に出演した際、「オランダで尻から煙が出るほど大麻を吸ってきた」と発言しました。
その数日後に大麻取締法違反、麻薬取締法違反で逮捕され、家宅捜索により自宅から大麻やマジックマッシュルームが発見されました。
中島らもは大麻開放論者であり、逮捕後に「法治国家の日本では吸わないと著作で公言していたのに、魔が差して大麻を吸ってしまいました。大麻合法のオランダ・アムステルダムで吸うべきでした」と発言。
また、公判では「日本の大麻取締法違反は、根底的にナンセンスだ」と言い放つなど、弁護人も頭を抱える発言をしています。
この時、拘置所に約20日間・躁病の治療で病院に70日間入院することになり、逮捕・拘置所体験をエッセイ「牢屋でやせるダイエット」に記して出版しました。
これら数々の中島らも伝説はそのほとんどが彼の書籍で読むことができるので、リアルな体験談やその当時の感覚を実感したい方はぜひ著書をチェックしてみてください。
中島らものアルコール依存症
中島らもは学生時代から死ぬまで、アルコールに溺れるアルコール依存症患者だったと言われています。
名門・灘中学校という日本トップレベルの進学校に約150人中8位という高成績で入学しながら、次第に親や教師に言われるままの勉強ロボットになっている自分に気付き、自身を取り巻く環境に幻滅したことで荒れた生活を送るように。
灘中学校から灘高校在学中に煙草や薬、そして酒に手を出したことで、ここから中島らものアルコール依存症への道が始まります。
高校生にして酒と煙草を覚え、大学浪人中には繁華街のフーテン達と酒や薬物に溺れ、人気作家となってからも酒と薬はやめませんでした。
やめるどころか作家として作品の着想を酒や薬を摂取した時の酩酊から得ており、酒と薬がなければ数々の名作は生まれなかったかもしれません。
しかし中島らもはそんな自分がアルコール依存症に陥っていることを自覚しており、酒や薬による極度の疲労感や食欲の減退に悩まされていました。
アルコール性肝炎が発覚
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