山下さんは「音の職人」とも称され、レコーディングではボーカル・バックコーラス・編曲・ギターコンピューターの打ち込み・シンセサイザー・パーカッションを一人で手掛けています。
さらに、最新技術を活用する方針でアナログからデジタルまでカバーする幅広いノウハウを持っています。

音楽に興味を持ったのは、小学6年生の頃に合奏クラブとマーチングバンドに所属し、小太鼓を担当したことがきっかけでした。

中学校に進学するとブラスバンド部に所属し打楽器を担当しました。
そのころにウクレレを買ってもらったことでギターにも興味をもち独学で練習し始めました。

大学へ進学した山下さんでしたがほとんど講義に出席しないまま大学を中退しています。
その後、大貫妙子さんらと共にシュガー・ベイブを結成し1975年アルバム「SONGS」でデビューを果たしました。
大瀧詠一さんのソロ・アルバム「NIAGARA MOON」や「NIAGARA CALENDAR」などにコーラスやストリングス・アレンジで参加していました。

また、他のシンガー、ミュージシャン、さらにジャニーズ事務の「近藤真彦」さんや「KinKi Kids」に楽曲提供を行っていることも有名です。

さらに、シングル「クリスマス・イブ」はJR東海のクリスマス・キャンペーンCMソングに使われヒットし、オリコン・シングルチャートでランクインから30週かけて1位を獲得しました。
この「クリスマス・イブ」は2019年のオリコン週間シングルランキングでも17位にランクインし34年連続ランクインを達成しています。

山下達郎さんの奥さんといったら竹内まりやさんというのは有名な話です。
公私ともにパートナーとして世間からもおしどり夫婦のイメージがあります。

まりやさんは山下さんのことを結婚してからも山下さんの存在は「親友」だと語っています。

竹内まりやさんと言えば「シンガーソング専業主婦」とも呼ばれています。
その理由としたは、結婚して特に30代の時はライブを全くしておらず子育てと家事に没頭していたそうです。
結婚後から2018年までの間ライブは3度しか行われていないのだとか。

メディアの露出は減りましたが、作詞家・作曲家として活動を始めるとアン・ルイスさんやSMAP・中森明菜さん・広末涼子さん・松浦亜弥さん・薬師丸ひろ子さんなど数多くのアーティストのへの楽曲提供をおこなっています。

現在も竹内まりやさんは歌手としても作曲家・編曲家としてトップに君臨しています。

2人は事務所の先輩と後輩という間柄でした。さらに、竹内まりやさんは元々山下達郎さんのファンだったのだとか‥。

そんな2人の関係が発展したのはデビューしたてのまりやさんが山下さんに自分の芸能界での仕事について相談したことからだそうです。
その仕事というのは、大口のコンテストで男性の口の中にところてんを押し出す役だったり、芸能人運動会のようなものだったそうです。

最初の印象は、山下達郎さんは「ぶすっとしているな」と思っており、またまりやさんも「冷たい感じがした」そうですが、相談などしているうちに話していて面白くなにより気が合うことが分かったようです。

交際に発展した二人は結婚前に一緒に住んでいたようです。
ちょうど一緒に住み始めたときにまりやさんが風邪を引かれたそうです。その時、山下達郎さんが「ひとつちょっとバカバカしいお話を……」と「湯屋番」という演目の落語を突然始めたそうです。
そんな山下達郎さんをみて「これはいいや。この人といたら一生退屈しないな」と思ったそうです。

結婚前する2年前から一緒に住んでいた2人は1982年に東京・六本木の出雲大社東京分祠で結婚式を行いました。

2人の結婚式ですが、これほど有名な2人の結婚なのでとても派手なものかと思われますが、山下達郎さんが派手なことが嫌いということで身内だけで行われたようです。
しかし、さすがと山下達郎さんとまりやさんの結婚だと思われるのが、披露宴には世良公則さん、桑名正博さん、アン・ルイスさんご夫妻、近藤真彦さんといった著名人の他200人の方が出席されたそうです。