「凛として時雨」は2002年に結成された人気のスリーピースロックバンド。2014年と2015年には人気アニメ「PSYCHO-PASS サイコパス 」に楽曲が起用されるなど、大きな人気を集めています。

2008年12月のシングル「moment A rhythm」でソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズに移籍となり、そのままメジャーデビューを果たしました。

「凛として時雨」は元々大学時代にメンバーのTKと345が在籍していた遊びのコピーバンドで、2人以外は全員就職したことで解散となってしまいます。その後、まだまだ音楽を続けたかった2人がドラマーを募集し、「凛として時雨」としての活動をスタート。このとき元々ギター・ボーカルだった345がベース・ボーカルとなり、ギターだけだったTKがギター・ボーカルとなりました。そして、結成から1年半が経った頃に当時のドラムが脱退し、以前から交流があったピエール中野が加入しました。

バンド名である「凛として時雨」にはどういった意味があるのでしょうか？「凛として」という言葉は引き締まった、冴えた、清清しい様子などの意味があり、「時雨」は秋の末から冬の初めにかけて、ぱらぱらと通り雨のように降る雨の意味があります。そのため、バンド名には「清々しい通り雨」といった意味があるものと思われます。

バンド名である「凛として時雨」の由来は名前を決める際、日本語をバンド名にしたいと考えていたTK「凛として」という言葉を思いつき、友人からバンドの音楽を「急に降ってくる雨みたい」と言われたことで「時雨」を思いついたのだとか。

「凛として時雨」はネットで「ライブがひどい」と話題になっているようですが、何かあったのでしょうか？これについては2012年に出演したミュージックステーションのパフォーマンスが問題になっているようで、彼らの特徴的なサウンドは賛否両論となったのだとか。このとき披露したのは「PSYCHO-PASS」の主題曲「abnormalize」で、ライブ自体はとても良かったものの、彼らを初めて見た視聴者からは歌声などが受け入れられなかったのだそうです。

名前：北嶋 徹（きたじま とおる）
生年月日：1982年12月23日
出身地：東京都
職業：ミュージシャン、シンガーソングライター、作詞・作曲家

TKは「凛として時雨」でギター・ボーカルを担当していて、甲高いハイトーンボイスが彼の特徴となっています。また、彼は同バンドのすべての楽曲で作詞・作曲も行っていて、曲のエンジニアリングからミックス、マスタリングまで参加するなど、彼の存在はバンドの要となっています。現在は他のアーティストに楽曲提供も行っていて、その才能は音楽業界でも高い評価を獲得しています。

TKが音楽をはじめたのは高校生の頃で、エレキギターに出会ったことでギターの演奏に没頭し始めます。音楽を始めたルーツはJ-POPやJ-ROCKとなっていて、当時はギターの演奏だけしていたのだとか。

その後、大学に上がってからイギリスのロックミュージックも聴くようになり、仲間たちとともにバンド活動を始めました。

「凛として時雨」のTKは現在ソロ活動を行っていて、2011年に4月にデビュー。翌年にはソロで初ライブも開催しました。2013年にはSMAPの楽曲「掌の世界」の作詞作曲を担当したことでソロで楽曲提供もはじめ、アーティストとして大きく注目を集めました。ちなみにソロ活動のときには「TK from 凛として時雨」名義で活動しています。

名前：中村 美代子（なかむら みよこ）
生年月日：1983年4月1日
出身地：埼玉県
職業：ミュージシャン

345は「凛として時雨」でベース・ボーカルとして活動しているメンバーで、元々はギター・ボーカルとして活動していましたが、前のバンドが解散したことでベースへと転向。元々落書きが好きということもあって彼女の描いたイラストがグッズとして販売されることもあるようです。

345は子供の頃から音楽が大好きだったようで、家にオルガンがあったことでピアノを習い始めます。中学に上がってもピアノは続けていて、学校では吹奏楽部に所属し、当時はサックスを担当していたのだとか。

高校に上がってから初めてギターの演奏をはじめ、2年生のときに友人たちとコピーバンドを結成。大学に進学してからTKと出会い、高校時代の友人たちを交えて一緒にバンド活動を始めました。

345は「凛として時雨」以外にも「ti-ti.uu」という音楽ユニットで活動していて、ミュージシャンの「なるけしんご」と活動をともにしています。過去にはミニアルバム「door」で凛として時雨のTKがエンジニアとして参加したこともあり、今後の活躍にも期待が集まっています。