名前：安部 太（あべ ふとし）
生年月日：1966年12月16日
出身地：広島県
身長：187㎝
血液型：A型
職業：ギタリスト

アベフトシは人気ロックバンド「THEE MICHELLE GUN ELEPHANT」のギタリスト。彼は1994年に同バンドに加入し、1996年にシングル「世界の終わり」でメジャーデビュー。その後はヒット曲を連発し、ライブはいつも大盛況。ですが、人気絶頂だった2003年8月に解散を発表し、同年10月のライブと15thシングル「エレクトリック・サーカス」のリリースを最後に解散してしまいました。

アベフトシは「THEE MICHELLE GUN ELEPHANT」の解散後に元SNAIL RAMPのAKIOのソロプロジェクト「KOOLOGI」に参加。2006年には「CARRIE」というバンドも結成し、ミュージシャンとして活躍を見せます。

2008年には人気バンド「シーナ&ザ・ロケッツ」のライブにスペシャルゲストとしても参加し、ギタリストとして幅広い活動をしていました。

アベフトシはその後、地元広島へと戻り、ペンキ屋として普通に働いていたようで、音楽業界からは退いていました。彼がなぜ音楽を辞めてしまったのかはわかりませんが、「THEE MICHELLE GUN ELEPHANT」の解散後に居場所を見つけられなかったのだと思われます。

アベフトシは地元広島でペンキ屋をしていたとき、先輩の吉川晃司から彼のライブにギタリストとして要請がかかります。このときは2人で飲みに行ったようですが、泥酔していたこともあってか殴り合いのケンカに発展。その翌日、アベフトシは吉川晃司に謝罪し、彼のライブへ参加することを承諾。以降は吉川晃司のことを兄貴と呼び、慕っていたのだそうです。

アベフトシはTHEE MICHELLE GUN ELEPHANTに加入前は「STRAWBERRY JEAN」というバンドで活動していたようで、当時はすでにインディーズで何曲か楽曲をリリースしていたのだとか。

その後は音楽性の違いから脱退することとなり、友人に声をかけられ、THEE MICHELLE GUN ELEPHANTを紹介されたのだそうです。

アベフトシは2009年7月に死去しました。享年42歳でした。彼の死は吉川晃司から誘われ、音楽活動に復帰した矢先のことで、今後の活動には注目が集まっていました。

また、あまりにも早すぎる死に当時は大きな話題になり、その死の真相にも注目が集まりました。

アベフトシの死因については各メディアにて「急性硬膜外血腫」と発表されています。急性硬膜外血腫とは「脳を包んでいる『硬膜』と頭蓋骨の間に出血」が見られる病気のことで、これは頭部外傷の中では「重症」に該当するほどのものなんだそうです。

アベフトシの死因とされている「急性硬膜外血腫」は基本的に頭部への外傷が原因で起こるものであり、おそらく彼は亡くなる前に頭部を強く打ち付けたことが予想されます。急性硬膜外血腫が見つかるときは激しい頭部への外傷が確認されることが多く、頭蓋骨が骨折してる場合もあるのだとか。そのため、彼が頭部に外傷を負っていたことは明らかでその真相が注目されました。

アベフトシの死の真相についてはファンの間で「自転車事故」という見方が濃厚なようです。じつは彼は音楽を辞め、広島に戻っていた頃、自転車にハマっていたようで、おそらく自転車事故の転倒で頭部に外傷を負い、急性硬膜外血腫が発症してしまったものと見られています。

アベフトシは音楽活動に復帰する際、吉川晃司と殴り合いの喧嘩に発展したのは有名な話ですが、一部では「このとき殴られたのが原因？」といった声も挙がっています。

ですが、彼が吉川晃司と喧嘩をしたのは2008年のことで、死去したのは2009年7月。そのため、吉川晃司との喧嘩が原因では無いと思われます。ちなみにこのときの喧嘩ではアベフトシが吉川晃司を蹴り、そのあと顔面を殴られ、互いに一発ずつでやめたのだそうです。

アベフトシはその死因から自転車事故が原因だと噂されていますが、他にも何か別の事故に巻き込まれた可能性があるのではないかとも言われています。

ただ、こちらについても一切情報が無いため、彼が何かの事故に巻き込まれたのかどうかは定かではありません。

アベフトシは死因が「急性硬膜外血腫」と公表されましたが、直接的な原因は「自殺ではないか？」と言った声も挙がっています。たしかに死の詳細については伏せられているため、自殺の可能性も考えられますが、証拠や自殺に紐づけられるような根拠などは見つかっていません。

アベフトシの葬儀は親族に意向によって親族と彼の友人のみで執り行われたことが明かされています。このときはTHEE MICHELLE GUN ELEPHANTのメンバーも駆けつけたようで、棺を運ぶ際には彼らが棺を抱えていたのだとか。

また、とくに彼のお別れ会のようなものは行われていないようで、ファンたちは彼を見送ることができませんでした。