MISIAは1998年にシングル「つつみ込むように…」でデビューした女性歌手。その後はクラブシーンを中心に人気を呼ぶようになり、デビューアルバム「Mother Father Brother Sister」はいきなり250万枚を超えるセールスを記録しました。2000年にはシングル「Everything」が200万枚を超える大ヒットとなり、日本を代表する女性歌手となりました。

MISIAは女性R&Bブームの火付け役的存在で、当初は「アンダーグラウンドのカルチャーをメジャーに」というコンセプトで活動していたのだとか。そのため、ライブでは音楽バンドにDJを交え、ダンサーの中にドラァグクイーンが登場するなど、個性的なものでした。こういった表現は他の女性歌手では見られず、これまで無かったスタイルを築き上げました。

MISIAは様々な慈善活動を行っていることで知られていて、とくに子供たちの教育支援には熱心なんだとか。その証拠にアフリカ・ケニアでは長年教育支援活動を行っていて、非営利団体「Child AFRICA」も立ち上げています。この活動もあって国際連合から「生物多様性条約第10回締約国会議（COP10）名誉大使」に選ばれたり、JICA国際協力機構のアフリカ開発会議のオフィシャルサポーターにも選ばれています。

MISIAの本名は「伊藤美咲（いとうみさき）」です。基本的には本名を隠していますが、すでにネット上に情報が出回っていて、この本名は間違いないと思われます。

「MISIA」という名前の由来については諸説あるようで、「ASIAの方々にも音楽を届けたい」という思いに本名の美咲の「M」を足したものと言われていたり、「オーディション時のデモテープに書かれていたものをそのまま使用している」といったものもあります。

また、「美咲という名前を文字ってMISIAと名付けた」というものもあり、真相はハッキリしていないようです。

MISIAの現在の年齢は「45歳」です。生年月日は「1978年7月7日」で、星座は「かに座」になります。

MISIAの出身は「長崎県」。地元は離島の「対馬」で、小学校に上がる前に家族で対馬へ移ったのだとか。ちなみに生まれたのは福岡県福岡市なんだそうです。

MISIAはじつは小柄な女性で、身長は「153㎝」しかないのだとか。テレビなどで見るともう少しあるようにも感じるため、彼女が小柄なことに意外だと感じる人は多いようです。

MISIAはじつは医者の家系の生まれで、両親はともに医者で、対馬へ移ったのも父親の仕事のためでした。幼少期を自然豊かな対馬で過ごした彼女はのびのび育ち、外で遊ぶのが好きで、魚釣りにハマっていたのだそうです。

MISIAは両親が音楽好きということもあり、4歳の頃からピアノをはじめ、対馬では教会のゴスペルを聴くのが好きだったのだとか。また、小学校に上がると合唱団に所属し、学校帰りには歌を歌いながら帰るなど、ドンドン音楽にのめり込んでいきます。

MISIAは中学に上がっても合唱部に所属していたようで、この頃は本格的に歌手を目指すため、独学で歌について学んでいました。その後、対馬内の中学から福岡にある別の中学へと移り、歌のレッスンができる場所を探すことに。

MISIAは高校に上がると吹奏楽部に所属。ただ、彼女の場合は楽器の演奏ではなく、ボーカルを務めていたようで、学校行事で吹奏楽部の演奏をバックに歌を披露したこともあるのだとか。

この頃は黒人のボイストレーナーから歌のレッスンを受けていたようですが、当時から彼女と同じだけの声量や声の高さのトレーナーがおらず、独学で歌の勉強は続けていたのだそうです。

MISIAは高校に上がると歌のレッスンと並行して様々なオーディションへ応募を始めます。この頃にはすでに真剣に歌手を目指していて、レコード会社にデモテープを送り続けていたのだとか。

MISIAは大学に進学後も歌のトレーニングを積み、ようやくレコード会社から声がかかり、翌年デビューすることが決まります。これを機に彼女は1年生で大学を辞め上京。その後はレコード会社にて本格的な歌のレッスンが始まり、1998年に念願だった歌手デビューを果たしました。

MISIAは日本でのデビューが決まる前、アメリカのレコード会社にもデモテープを送っていたようで、このときは向こうも好感触でデビューまでこぎつけていたのだとか。ですが、アメリカのレコード会社の要望に応えることはできず、アメリカでのデビューは白紙になってしまいました。