中尾 翔太（なかお しょうた）
生年月日：1996年4月23日
没年月日：2018年7月6日（22歳没）
出身地：愛知県
血液型：B型

EXILEのパフォーマーである世界、佐藤大樹を中心に、LDHの次世代グループとして結成されたFANTASTICS。

そのメンバーである中尾翔太は、わずか3歳という幼い頃からダンスを始め、EXPG名古屋校の特待生となりデビューを目指していたパフォーマーです。

EXILEや三代目J Soul Brothersのサポートダンサーとしてツアーに参加するなど経験を積み、2016年12月に「FANTASTICS」のメンバーとして活動を開始します。

メジャーデビューに向けて行われる武者修行で使用する車や、グループのキャラクターである「ファン太郎」などのデザインを中尾翔太が手掛けており、ダンスだけでなくアートの才能も発揮していました。

メジャーデビューを目指して精力的に活動していた中尾翔太ですが、2017年末から体調不良が続き、病院で検査を受けたところ胃がんであることが発覚しました。

2018年3月3日に公式サイトを通じて病気の公表と活動休止を発表し、治療に専念することに。
メンバーや先輩らのサポートもあり前向きな姿勢で闘病生活を送り、帰りを待っているファンにも常に明るい言葉を与え続けました。

しかし、2018年7月6日に都内の病院で死去。22歳という若すぎる死でした。

病名は胃がんと発表された中尾翔太。
2018年7月6日に息を引き取ったその死因も胃がんによるものと言われています。

病気の公表と活動休止の発表からわずか4ヶ月後の訃報に、多くの人が彼の死を悼み悲しみに暮れました。

中尾翔太の死因となった胃がんとは、そもそも早い段階で自覚症状が出ることは少なく、進行しても気付かない場合もある病気です。

さらに発症率や死亡率は加齢とともに高くなり、若年層で胃がんになることは珍しく、20代で死亡するのは稀でした。

ただ、胃がんの中には若年層でも発症して進行が早いことで知られるがんがあり、それが中尾翔太の死因と言われているスキルス胃がんです。

胃がんは多くががん細胞の塊がまとまって増殖していくものですが、スキルス胃がんは塊にならず、ばら撒かれるように広がっていく性質を持ちます。

このことからスキルス胃がんは治癒切除が困難で治療が難しいとされています。

中尾翔太の胃がんの種類は公表されていないものの、これらの事実からスキルス胃がんである可能性が高いと言われています。

胃がんであることが公表される以前から、中尾翔太の激やせが話題になっていました。
2017年10月に投稿された佐藤大樹のインスタでも中尾翔太の激やせ画像が公開され、ファンからも心配の声があがりました。

胃がん公表の1週間前に公開された世界の誕生日会の様子でも、激やせした姿が見られてさらに心配の声が高まることに。

ファンの心配は現実のものとなり、2018年3月に胃がんが公表されました。
中尾翔太は「最初は戸惑いましたが、現実を受け止めこの病気と闘っていこうと決意しました。絶対に勝ちます！待っていてください！」と前向きなコメントを残しています。

亡くなる2週間前に会ったというEXILEのATSUSHIも、中尾翔太が激やせしてしまっていたことを明かしました。
懸命に病気と闘う姿を見て、「またご飯行こうな」と声を掛けたATSUSHIですが、一人で歩くこともできなくなった後輩に言葉を失ってしまったといいます。

訃報を受け、ATSUSHIは「全員で翔太の想いを感じながら、少しずつでも前に進んでいければ」と語り、FANTASTICSが彼の魂を夢の舞台へ連れて行ってあげることを願いました。

中尾翔太の命日は2018年7月6日です。

中尾翔太の訃報を受け、FANTASTICSのメンバーがコメントを発表しました。

リーダーである佐藤大樹は「いつか翔太を大きなステージに連れていってあげられるよう、翔太の想いも乗せて気持ちをひとつに走り続けます。9人でFANTASTICSなので」とコメントしました。

亡くなってから一年後の命日には、メンバーやファンが揃ってSNSにコメントを寄せました。

佐藤大樹はTwitterにFANTASTICSメンバー9人で撮った写真を公開し「FANTASTICSは永遠に9人です」と投稿しました。

命日とあってファンからのツイートも殺到し、ツイッターのトレンドに中尾翔太の名前が入るなど現在もその存在感は大きく、多くの人に愛されていることがわかります。

中尾翔太はブログを持っていましたが、最後の更新となった2018年4月27日のブログには、EXILEが闘病中の中尾翔太のために作った楽曲「Turn Back Time feat. FANTASTICS」の宣伝が書き残されています。

病気と闘う人、夢を追う人に向けてEXILEのTAKAHIROが歌詞を書きました。
この曲には中尾翔太いわく「病気と闘っている方、夢を追っている方はとてもパワーがもらえる曲」だと紹介しています。

悲しい別れとなってしまいましたが、中尾翔太が生きていた証とも言えるこの曲、そして共に夢を追ったFANTASTICSの活躍を願い、中尾翔太のご冥福をお祈りします。

FANTASTICSのメンバーであり、夢半ばにしてこの世を去ってしまった中尾翔太の死因や命日についてまとめました。
FANTASTICSが単独でドームを埋めるような人気グループとなり、彼の夢が叶う時が来るのを期待しています。