漢 a.k.a. GAMIさんは、ヒップホップグループ・MSCのリーダーで新宿を拠点に活動しています。
現在の芸名の「漢 a.k.a. GAMI」の「GAMI」は昔から「ガミちゃん」と呼ばれていたものです。
子供の頃は、父親が別荘を持ちハワイや東南アジアなどの旅行をしていたようで裕福な家庭でした。しかし、中学2年生の頃叔父の会社が倒産し、父親も保証を負っていたので影響を受けてしまい、父親と離れて母親と暮らすようになりました。
借金の取り立ても酷かったようです。

高校1年生の頃アメフトをしていましたが、友人から誘われたことがきっかけでラップを始めました。
そして、日本のヒップホップグループ「MICROPHONE　PAGER」の影響でラップにハマっていきました。

2000年にヒップホップクルーMS CRU（現：MSC）を結成し、2002年に「帝都崩壊」でデビューし、さらにB BOY PARK 2002 MC BATTLEで優勝を果たします。

2005年にはソロ活動を開始し、2012年には株式会社鎖グループを設立しました。

2012年にミックスCD「HURTFUL - MIXED BY DJ GATTEM」に合わせてヒップホップレーベル9SARI GROUPを設立し、同じ年に株式会社鎖グループを設立しました。
さらに、西早稲田駅近くにスタジオとカフェが併設された「鎖オフィス」がオープンしました。

しかし、2020年に自身の不祥事を受けて鎖グループの代表取締役を辞任することを発表しました。

2011年　I will show you
2017年　新宿ストリート・ドリーム　他　

2005年　導 〜みちしるべ〜
2018年　ヒップホップ・ドリーム　他

小学5年生の頃に集団で窃盗し警察のお世話になった漢 a.k.a. GAMIさん。昔からヤンチャな一面があったようです。
そんな漢 a.k.a. GAMIさんが関東連合と敵対・抗争を繰り広げた木村兄弟の弟、木村孔次郎が所属していたチーマー「ジャックス」のキャップをかぶってミュージックステーションに出演しました。
このことで、「ジャックス」や木村兄弟と何らかの関係があった可能性は高いですね。

漢 a.k.a. GAMIさん自身が関東連合と関りがあるかどうかは分かりませんが、ヒップホップ界が不良などとの繋がりがあると言われているので、関東連合やジャックス以外にも関係があってもおかしくはないでしょう。

1973年に東京都世田谷区や杉並区で連合体として結成された暴走族です。
暴走族「ブラックエンペラー」および「マッドスペシャル」を中核として結成されたものが本来の「関東連合」で、会長を置いたうえで幹部会議を開くなどの活動もありました。

しかし、1980年代以降は有名無実化でしたが、チーム「小次郎」が「関東連合」の復興を企図し、「関東連合上町小次郎」と名乗りました。

そうすると、「関東連合」所属チームであった「鬼面党」、「メデューサ」、ならびに「マッドスペシャル」などが同様に“関東連合”を名乗り始めました。

そして、関東連合はチーマーや不良少年を制圧しました。
六本木へと進出し「ヒルズ族」などの実業家らとの交友関係をも築き上げ、どんどん大きくなっていきました。

「海老蔵事件」や「六本木クラブ襲撃事件」などで度々「関東連合」の名前がでてくるようになり、警察は「暴力団と同程度の明確な組織性はないものの、構成メンバーが集団で常習的に暴力的な不法行為をしているグループ」を定義とする「準暴力団」に位置づけました。

2020年5月2日に乾燥大麻を所持していたとして大麻取締法違反容疑で現行犯逮捕されました。尿検査でも覚醒剤の陽性反応が出ました。

戸塚署がパトロール中に自宅近くの東京都新宿区大久保の路上で、挙動不審だった漢 a.k.a. GAMIさんに職務質問をし、所持品を調べると乾燥大麻が発見されました。

今回は偶然の逮捕でしたが、5年ほど前から警視庁組織犯罪対策第５課に「川上容疑者が違法薬物を使用している」というタレコミやライブで目が充血していたり挙動が怪しかったりしたことがあり、「9SARI(くさり) GROUP」内に大麻受け渡しのネットワークがあり、その頂点にいるのが川上容疑者なのではと警視庁組織犯罪対策第５課は内偵をしていたのです。

警察の調べに川上容疑者は「知らない」と容疑を否認しているようですが、入手先などを厳しく調べる方針だということです。