名前：小野 榮一（おの えいいち）
生年月日：1924年12月6日
出身地：兵庫県
職業：歌手、俳優

鶴田浩二は昭和の時代に活躍した人気俳優。彼は14歳のときに俳優に憧れ劇団へ入団。その後は学徒出陣令で徴兵され終戦まで海軍航空隊で活動します。

終戦後は再び俳優としての活動をはじめ、数多くの映画に出演。あっという間にスターまで上り詰め、昭和を代表する俳優へと成長しました。

鶴田浩二は俳優として絶大な人気を集めるようになってからは歌手としての活動をはじめ、こちらも日本中で大きな人気を獲得。元々歌手デビューは考えていなかったようですが、師匠の高田浩吉から「鶴田は歌が上手い」と絶賛され、デビューすることになったのだとか。

鶴田浩二は過去に暴力団員から襲撃されたことがあり、この時の事件は「鶴田浩二襲撃事件」として日本中で話題になりました。この襲撃事件は彼のマネージャーが暴力団組長に対して横柄な態度を取ったことが要因となっていて、その結果マネージャーではなく、鶴田浩二本人が襲撃される事態になりました。

ちなみにこのときのマネージャーはその後、青酸カリを飲んで自殺となっていますが、原因は不明とされています。

鶴田浩二は戦時中に海軍航空隊に所属していた経験があり、当時は「大井海軍航空隊整備科予備士官」として活動し、特攻隊を見送る立場だったのだそうです。

そのため、戦争責任者に対しては憎んでいたようで、「特攻隊は外道の戦術」と批判していたこともありました。

鶴田浩二は昭和の大スターのひとりでしたが、1985年に「肺がん」が発覚。翌年に出演したNHKのドラマ「シャツの店」は彼の遺作となっていて、これを最後にテレビ界から姿を消しました。

その後は治療に専念するため入院していたようですが、1987年6月16日に死去してしまいました。享年62歳でした。

鶴田浩二には弟に「北斗学」という弟がいて、年齢は離れていたものの、よく似た容姿で、注目を集めていました。この北斗学という男性は彼と同じく俳優として活動していたようで、昭和の任侠映画などで活躍していました。

名前：北斗 学（ほくと まなぶ）
生年月日：不明
出身地：不明
職業：俳優

鶴田浩二は当初俳優として活動している北斗学は「弟」としていましたが、その後、「じつは息子だった」と判明し大きな話題となりました。

鶴田浩二はすでに結婚していて子供がいたにも関わらず北斗学の存在を隠していたため、「隠し子」と報道されてしまいました。

鶴田浩二の嫁と言えば元女優の中尾照子ですが、北斗学の母親は彼女ではありません。そのため、彼の存在は公に隠されたままになっていて、あくまでも「弟」とされていました。

ちなみに鶴田浩二と結婚した中尾照子は彼と知り合ってからすぐに結婚の約束をし、女優活動もほどほどに引退して彼のプロポーズを待っていたのだそうです。

鶴田浩二は弟としていた北斗学が息子であることが判明し話題になりましたが、その後、北斗学は若い頃に交際していた女性との間に生まれた子供であることが発覚しました。

いつ頃の子供なのかは定かではありませんが、「弟」としていただけあって10代後半から20代前半の頃の子供ではないかと思われます。

鶴田浩二の息子・北斗学については任侠映画を中心に活動していた俳優ということだけわかっていて、詳しい活動や人物像はわかっていません。また、彼に関する情報も現在は残っておらず、早くに芸能界を引退したのではないかと思われます。

北斗学は父親に鶴田浩二という大スターがいながら俳優としてはほとんど活躍できておらず、これはおそらく「隠し子」というのが影響しているのではないかと思われます。

もちろん大スターの息子でも実力が無ければ人気は出ませんが、何らかの圧力があったのではないかという噂もあります。

北斗学は父親である鶴田浩二が死去した際には遺産相続で揉めたと言われていて、これには隠し子というのが影響しているようです。ただ、北斗学が彼の実子であることは間違いなく、ある程度の遺産は相続したものと見られています。

鶴田浩二の息子・北斗学はその後、タレントとして人気を集めた安藤孝子と結婚しています。安藤孝子は元々京都で芸妓として活動していた女性で、人気深夜番組「11PM」の初代アシスタントも務めました。

ちなみに現在は京都・祇園にてお茶屋を営んでいて、娘と2人で切り盛りしているのだそうです。

名前：安藤 孝子（あんどう たかこ）
生年月日：1937年11月26日
出身地：大阪府
職業：元タレント