90年代に一世を風靡したロックバンド「黒夢」のボーカル・清春と、現在も現役で人気を博しているヴィジュアル系バンド「DIR EN GREY」のボーカル・京の間に、不仲説が浮上しています。

京はかつては清春に憧れ、「黒夢」のローディーを務めていたこともあります。
初期の「DIR EN GREY」は黒夢のコピーバンドと言われるほどに影響を受けていたようで、京の清春に対する尊敬の念は大きなものでした。

京と清春で対談もするなど、一見すると師弟関係のように見える二人ですが、現在は不仲説が浮上しています。
清春と京の間に何があったのか、現在の関係性と不仲説の真相に迫ります。

名前：京（きょう）
本名：西村 宏則（にしむら ひろのり）
生年月日：1976年2月16日
出身地：京都府
血液型：B型

ヴィジュアル系ロックバンド「DIR EN GREY」ボーカルで、バンドのすべての曲の作詞を担当している京。

「痛み」をテーマにした世界観の楽曲が特徴で、ライブでは流血や自傷パフォーマンスをするなど独特の世界を持っています。

1997年の結成直後から急速に人気を広げ、インディーズながらオリコンチャート上位を記録。
日本武道館ライブを成功させるなど、メジャー級の人気を獲得しました。

結成から2年後の1999年、3枚同時発売シングル「アクロの丘」「残-ZAN-」「ゆらめき」 でメジャーデビュー。

活動の場は海外に広がり、全米、ヨーロッパ、オーストラリア、アジア各国などの30ヶ国でワールドツアーを開催。各国の大規模音楽フェスにも出演し、世界的に人気を集めるバンドになりました。

名前：清春（きよはる）
本名：森 清治（もり きよはる）
生年月日：1968年10月30日
出身地：岐阜県多治見市
血液型：A型

90年代に一世を風靡したロックバンド「黒夢」「SADS」のボーカルで、現在はソロのミュージシャンとして活動している清春。

1991年に「黒夢」を結成し、1994年に「for dear」でメジャーデビューしました。
活動初期の「黒夢」はいわゆるヴィジュアル系バンドでしたが、90年代後半からカジュアル路線になり、パンク調の曲が増えて男性ファンを増やしました。

1999年に「黒夢」が無期限活動停止すると、清春はすぐに新たなロックバンド「SADS」を結成。
同年7月にシングル「TOKYO」でデビューしました。

長瀬智也主演のドラマ「池袋ウエストゲートパーク」の主題歌に起用されたシングル「忘却の空」が大ヒットを記録しています。

現在はソロのミュージシャンとなり、自身のライブはもちろん音楽フェスにも出演。
2020年3月にはデビュー25周年を記念したオリジナルアルバム「JAPANESE MENU/DISTORTION 10」をリリースしました。

清春が黒夢としてメジャーデビューしたのが1994年、一方DIR EN GREYとして京がメジャーデビューしたのは1999年で、京が清春の後輩という関係になります。
年齢も清春が年上で8歳差があり、年齢・経歴ともに清春のほうが先輩です。

清春に憧れ、尊敬の念を抱いていた京は黒夢のローディーを務め、DIR EN GREYのメジャーデビュー前から先輩・後輩の関係性があったといいます。

ファンの間でも京が清春に憧れていた事実は有名で、初期のDIR EN GREYは黒夢の影響を受け、京は清春のコピーのようだったと言われており、本人達もそれを認めています。

歌唱法、音楽性、ステージパフォーマンス、ビジュアルなど、清春から多くの影響を受けていた京。
憧れの先輩と後輩という関係性だった二人ですが、現在の京は憧れの存在だった清春に対し、すでに尊敬の念を失くしているといいます。

尊敬が一転して嫌いとも言える感情を抱いているとも言われており、二人の関係は今や不仲に。
なぜ清春と京の関係に亀裂が生じてしまったのか、不仲説の真相に迫ります。

DIR EN GREYの京は以前、インタビューで「憧れの先輩になりたいという気持ちが強かったけど、誰かに似てたり、何かになろうとしてる自分は、
自分にとって汚点」と発言したことがあります。

清春のコピーとも言われていた京ですが、京本人は清春の二番煎じと言われることに抵抗を感じ、彼を超えるためにDIR EN GREYのライブで自傷を行うなど独特の世界観を作り上げました。

自らに傷を付けるパフォーマンスは時に観客の熱狂を生みますが、危険なことは事実。

清春もかつてはライブ中に首を吊って失神したことがあるなど、若い頃は自傷パフォーマンスを披露していました。
その経験を踏まえてか、インタビューで「自傷は論外、邪道だ」と発言したことがあるようです。

この発言に、当時自傷を売りにしていた京が面白く思わなかったことは容易に想像できます。自尊心を傷付けられたと感じ、関係を断ったとしてもおかしくありません。

京はいつしかインタビューなどで黒夢や清春の名前を挙げることはなくなりました。
京のファンですら「京は清春を超えた」と言うようになり、二人の間には不仲のレッテルが貼られるように。

清春は自分を慕う後輩には優しく接するポリシーの持ち主でしたが、逆に無礼な人間には冷たい性格だと言われています。

もし二人の不仲に理由があるとしたら、憧れだったはずの先輩に対し礼儀を欠いた京、後輩の頑張りを邪道だと言い放ってしまった清春、どちらにも不仲を生む原因があったと言えるかもしれません。

また、この不仲説には諸説あり、対談で清春が京に冷たかったという説も存在します。諸説あるうちの一つとしてお考えください。

現在も関係は修復されず、不仲のままだと言われている京と清春。今後二人が共演する姿は見られないかもしれませんね。

DIR EN GREY京と清春の関係、不仲説についてお届けしました。
それぞれの道で音楽活動を続けている二人、今後の活躍にも注目していきましょう。