19歳の時に「全国フラッシュダンスコンテスト」で優勝を果たしたSAMさんは、単身、ダンスの本場・ニューヨークへ乗り込み、ダンスの基礎を学ぶとともに、本場のストリートダンスに触れたと言います。

その後、帰国したSAMさんは、1984年に4人組アイドルユニット「Riff Raff（リフラフ）」のメンバーとして歌手デビューを果たしました。

さらに、その8年後の1992年には、小室哲哉さんプロデュースのユニット「TRF」のメンバーとして参加し、ライブでの振り付けはもちろん、舞台設計や照明、効果なども任されていたそうです。

また、「TRF」として活動する傍ら、V6や安室奈美恵さん、BoAさんなどavexに所属するアーティストの振り付けやライブプロデュースなども担当してたと言います。

こうしてSAMさんは、小室哲哉さんの下で、当時バックダンサーとしてでしか表舞台に出られなかったダンサーの地位を格段に引き揚げた人物でもあるんですよね。

1995年頃から数多くのヒット曲を生み出し、1996年をピークに茶髪のロングヘアにミニスカート、厚底ブーツに細眉などといった、彼女特有のファッションやメイクに憧れる若い女性たちが急増。

いわゆる“アムラー・ブーム”と呼ばれる社会現象を引き起こし、平成を代表する歌姫としての地位を築きました。

しかし、40歳の誕生日を迎えた2017年9月20日に、翌2018年9月16日をもって芸能界を引退することを発表。特に会見は行われず、自身の公式サイトでのみ公表されました。

しかも、2人は15歳差のカップルであり、発表当時、安室奈美恵さんが妊娠3ヶ月と、いわゆる“できちゃった婚”だったこともプラスして、世間に大変な衝撃が走りました。

そして、翌1998年5月19日、安室奈美恵さんは第1子となる男の子を無事出産しています。名前は「温大（はると）」くん。お父さんであるSAMさんの本名・丸山正温から「温」の一字もらって名付けられたようですね。

そんなSAMさんと安室奈美恵さんの馴れ初めは、当時、ソロ歌手として活動を始めた安室奈美恵さんは、それまで在籍していたスーパーモンキーズ時代のメンバーと別れたことで、大変な孤独感を感じていたそうです。

しかし、もともと安室奈美恵さんは極度の人見知りだったことから、仕事の上での交流がなくなっていったことで、プライベートでも関係が疎遠になっていったことに深い悩みを抱えていたのだとか。

そんな安室奈美恵さんの寂しさに親身になって寄り添ったのが、当時、彼女の振り付けを担当していたSAMさんだったそうです。