名前：美空　ひばり
本名：加藤　和枝（かとう　かずえ）
生年月日：1937年5月29日
没年月日：1989年6月24日（52歳没）
出身地：神奈川県横浜市磯子区滝頭
職業：歌手、女優、実業家

9歳でデビューし、天才少女歌手として注目を集め、歌謡曲や映画、舞台などで目覚ましい活躍をし、自他共に認める歌謡界の女王となりました。

1989年6月24日、特発性間質性肺炎の症状悪化による呼吸不全の併発により死去しました。52歳でした。

今から64年前の1957年1月13日、浅草国際劇場にて、美空ひばりが客席にいたファンから塩酸を顔にかけられるという事件が起こりました。

液体がかかった瞬間、美空ひばりは「熱い！」と叫びます。瓶の中に入っていた液体の正体はなんと塩酸だったのです。

美空ひばりに塩酸をかけた犯人は、なんと19歳の少女だったようです。かつては美空ひばりの大ファンだったという少女に何があったのでしょうか？

少女は高校中退後、故郷の山形県を出て東京都内で女中の仕事に就き働いていました。しかし、事件2日前に「世の中が嫌になった。死にたい」という書置きを残し、勤め先から突如姿を消します。

勤め先から姿を消した後、都内をふらついてた少女は偶然浅草で美空ひばりの出演する舞台の事を知り、「私と同い年のひばりちゃんは輝かしい場所にいるのに」と嫉妬の気持ちが強くなり、美空ひばりに対する愛が憎しみへと変わっていったようです。

美空ひばりに対し嫉妬の気持ちが強くなっていった少女は、「塩酸をかけて醜くなったひばりちゃんの顔が見たい」と思うようになってしまったようです。