名前：田中 裕二（たなか ゆうじ）
生年月日：1957年5月29日
出身地：北海道
血液型：O型
職業：ミュージシャン

田中裕二は長年活躍している人気バンド「安全地帯」にてドラムを担当していたメンバーで、爆笑問題の田中裕二は同姓同名の別人です。元々は安全地帯とは違う「六土開正バンド」というバンドで活動していましたが、玉置浩二率いる安全地帯と親交を深めたことで2つのバンドは合併し、現在の形になりました。

田中裕二（安全地帯）がドラムを始めたのは中学2年生の頃のことで、当時友人たちとアマチュアコンサートを見に行ったことがきっかけとなっています。

コンサート後、彼は友人たちと誰がどの楽器をやるかで盛り上がり、ドラムをやる人間がいなかったため、自分から「ドラムをやる」といって始めたのだとか。

田中裕二（安全地帯）は高校に上がると六土開正の「六土開正バンド」に矢萩渉と参加。当時は洋楽バンドのコピーをやっていました。その後、音楽好きが集まる楽器店に通っていた頃に玉置浩二率いる「安全地帯」に出会います。

彼らは当時からオリジナルの音楽をやっていたようで、「六土開正バンド」には無いものを持っているということで互いに惹かれあい、2つのバンドは合併することになりました。

彼は高校1年生の頃に交通事故に遭っていて、なんと半年間も入院生活を送っていたのだとか。彼は事故で右太ももを骨折し、足には補強として鉄の棒が入っていたのだそうです。その後、2回目の手術で鉄の棒は取り除かれましたが、その当時はドラムの演奏について「酷かった」と語っていました。

田中裕二はその後一度安全地帯を脱退していて、家業である自動車屋を引き継いでいました。ちょうどその頃安全地帯は井上陽水から声がかかり、彼のサポートとしてバンドは軌道に乗り始めます。

当時の田中裕二は「安全地帯が上手くいけばいいな」と陰ながら応援していたのだとか。その後、自動車屋も軌道に乗り始めた頃、安全地帯から誘いの声がかかり、一度は断ったものの「後悔したくない」という思いから音楽に再チャレンジしました。

田中裕二は安全地帯でドラムを担当していましたが、その腕前は上手いのでしょうか？彼のドラムは特段派手ではなく、主張が強すぎるわけではありませんが、非常に評価が高く、リズム感も抜群だったのだとか。

彼はドラムはどてもシンプルな演奏ですが、曲や歌に寄り添う絶妙な強弱、緩急のつけ方が魅力となっていました。

田中裕二（安全地帯）はとくに結婚を公表していなかったようですが、結婚はされています。彼は90年代に結婚したようで、女の子が生まれたのだとか。過去のライブドキュメントには彼の子供がチラッと写ったこともあったのだそうです。

田中裕二（安全地帯）は千葉県白井市で「Y's cafe」というカフェ・レストランを経営していました。メニューはイタリアンテイストのものが多く、お店で出す紅茶は日本紅茶協会の「おいしい紅茶の店」にも認定されていたほどです。

田中裕二（安全地帯）のカフェは元々「カフェ・ド・とおやま」という名前で1994年にオープン。安全地帯のメンバーが経営ということもあってすぐに話題になり、多くのメディアで取り上げられ人気を集めました。ちなみに「Y's cafe」に名前を変更したのは2006年のことで、安全地帯が活動休止となったときにはカフェの経営に専念していたのだそうです。

田中裕二（安全地帯）は自身のカフェ・レストラン「Y's cafe」のYouTubeチャンネルも開設していました。このYouTubeチャンネルでは雑談動画が3本ほどあがっていて、チャンネル登録者数は少ないものの再生回数は1万再生を超えています。

田中裕二（安全地帯）は2019年に脳内出血を発症し入院。その後は活動を休止しリハビリを続けていたようです。

田中裕二は脳内出血を起こし、2019年11月の安全地帯のコンサートには出演できませんでした。ですが、そのコンサートでは玉置浩二がドラムスティックを掲げて「ドラムス！田中裕二！」と叫び、彼の存在をアピールしました。これには多くのファンが感動したようで、ひと際大きな歓声があがりました。ちなみにこのときのドラムの代役はスペイン出身のホセ・コロンというドラマーでした。

田中裕二（安全地帯）は脳内出血を発症してから多くのファンから彼が経営するカフェに折り鶴が寄せられました。また、彼のドラムが見たいと願うファンは多く、1日も早い復帰が待たれていました。