名前：グウェン・ステファニー
生年月日：1969年10月3日
出身地：アメリカ・カリフォルニア州

アメリカ・カリフォルニア州オレンジ郡フラートン出身の歌手で、日本好きとして知られるグウェン・ステファニー。

10代の頃に実兄とバンドを組んだのを機に音楽活動を始め、スカパンクバンド「ノー・ダウト」のボーカルとして1992年にデビューしました。

1995年にリリースした「Tragic Kingdom」がヒットした他、2004年にリリースしたアルバム「The Sweet Escape」が日本オリコンチャートTOP10入りを果たすなど、日本でも歌手としての人気を確立しています。

また、歌手としてだけでなくファッションアイコンとしても支持を得ており、トップモデル級のスタイルとファッションセンスで世代問わず多くの女性から憧れられる存在となりました。

ファッションブランド「L.A.M.B.」のプロデュースや、女優として2004年公開の映画「アビエイター」に出演するなど、マルチな活躍で知られるグウェン・ステファニー。

ここではグウェン・ステファニーの日本への愛に注目し、日本愛・原宿愛がわかるエピソード、親日家エピソードをお届けします。

グウェン・ステファニーは2004年に初のソロアルバム「Love. Angel. Music. Baby.（ラヴ エンジェル ミュージック ベイビー）をリリースしました。

そのアルバムに「Harajuku Girls（原宿ガールズ）」という曲が収録されている他、原宿系の女性からインスパイアされた「What You Waiting For?」「Rich Girl」という曲も収録されています。

曲には日本語が使われ、「ホコ天」「美少女」「東京」「大阪」などの言葉が使われており、グウェン・ステファニーが大の日本好きであることが話題になりました。

グウェン・ステファニーの日本好きはアメリカ歌手の中でもトップクラスで、曲に日本語を使うだけでなく、ソロデビュー後しばらくは「原宿ガールズ」と名付けたバックダンサーを率いて活動していました。

日本の原宿が好きな理由についてグウェン・ステファニーは「日本の原宿の女の子たちが素敵だと思ったの。私は原宿の女の子たちが大好きで、あの子たちは私の仲間。原宿に住んで、原宿に遊びに行きたいと夢見るほどの場所なの」と語りました。

さらに2015年から2019年までアメリカで放送されたアニメ「Kuu Kuu Harajuku（クー・クー・原宿）」を手掛けるなど、グウェン・ステファニーの日本への愛情は趣味を超えて仕事のレベルにまでなっています。

日本好き・原宿好きで知られるグウェン・ステファニーですが、原宿を好きになった原点は父親の影響だといいます。

幼少期に父親がヤマハ発動機に勤めていたことがあり、父親が日本に行くたびに可愛らしいお土産や素敵な思い出話を持ち帰ってきてくれたのだといいます。
その影響で日本に興味が湧き、日本の伝統や文化を知ることでさらに好きになり、日本の伝統的でありながら未来的なところに夢中になったと語っています。

特に原宿の素晴らしさに心打たれたようで、グウェンが原宿を知る何年も前からそこに集まる人達は自分のスタイルを表現し、人とは違う格好をして「原宿」という文化を作ってきたことに感銘を受けたと語りました。

元々グウェン・ステファニーはファッションで目立つことが大好きだったということもあり、原宿の多様性のあるファッション文化を知って原宿を愛するようになったそうです。

幼少期から日本に興味を持って育ってきたグウェン・ステファニーが本格的に日本に魅了されるようになったのは、バンド「ノー・ダウト」として日本ツアーを行なった1996年のことだといいます。

念願だった日本に初めて訪れたことで大きな感銘を受けて以降、日本でも活躍することをアーティストとしての目標に据えました。

そして目標のために努力を重ね、2004年にリリースしたアルバム「The Sweet Escape」が見事、日本オリコンチャートTOP10入りを果たしています。

グウェン・ステファニーは「歌詞を読んでもらえれば、私が日本のファンであることがわかる」と語っており、2004年リリースのシングル「What You Waiting For?」でも「日本に戻るのが待ちきれない」「原宿の女の子たち」といった歌詞で日本を愛する気持ちを表現しました。