名前：アンジェラ・アキ
生年月日：1977年9月15日
出身地：徳島県板野郡板野町
身長：166cm

アンジェラ・アキは徳島県出身の女性シンガーソングライターで、日本人とイタリア系アメリカ人のハーフです。

日本で生まれたアンジェラ・アキは3歳の時にピアノを習い始め、15歳の時に家族とともにハワイに移り住みました。

高校時代にニルヴァーナやグリーン・デイに衝撃を受けて音楽に傾倒するものの、大学はジョージ・ワシントン大学に入学し政治経済学を専攻。

しかし大学1年生の時にサラ・マクラクランのライブを見たことで自身も音楽の世界で生きることを決意し、本格的に音楽活動を開始しました。

2003年2月、アンジェラ・アキが自作した楽曲がヤクルトのCMソングに起用され、それをきっかけに日本での歌手デビューを目指して帰国。

2005年3月にインディーズからミニアルバム「ONE」をリリースし、2005年9月にシングル「HOME」でメジャーデビューを果たしました。

メジャーデビュー後、2006年にリリースされたアルバム「Home」が60万枚を超えるヒットを記録。
日本武道館でのピアノ弾き語りライブ開催、NHK紅白歌合戦への初出場を果たすなど、一躍人気アーティストの仲間入りを果たしました。

アンジェラ・アキの代表曲である「手紙 〜拝啓 十五の君へ〜」は2008年のNHK全国学校音楽コンクール中学生の部の課題曲となり、オリコンチャートで28週トップ50以内にランクインするロングヒットとなりました。

念願叶って歌手デビューを果たし、老若男女問わず多くの人に愛されるシンガーソングライターとなったアンジェラ・アキですが、その後2013年に活動休止を発表しました。

2013年11月29日、アンジェラ・アキがアメリカの音楽大学に留学するため、日本での音楽活動を無期限停止することが発表されました。

2014年4月に最後の全国ツアーを開催し、同年8月4日の日本武道館でのファイナル公演「アンジェラ・アキ Concert Tour 2014 TAPESTRY OF SONGS -THE BEST OF ANGELA AKI」の最終日をもって活動休止に入りました。

アンジェラ・アキの活動休止の理由は、アメリカの音楽大学に留学するためだと発表されました。

当時取り掛かっていたブロードウェイ・ミュージカルのプロジェクトに専念するため、そして更なる夢を叶えるために活動休止を選んだとのことです。

公式サイトに掲載されたアンジェラ・アキのコメントには、「2014年秋から、アメリカの音楽大学に留学する決心をしました。夫と息子の家族三人でアメリカに移り、日本での音楽活動は、春から始まる全国ツアー終了後、無期限に停止します」と活動休止に至った経緯が綴られています。

アンジェラ・アキは活動休止を選択した理由について「私は来年37歳になります。18歳で入学したワシントンDCの大学では国際政治を勉強しましたが、音楽大学で専門教育をうけるのは、実はこれがはじめてになります」とこれまでを振り返った上で、「現在とりかかっているブロードウェイ・ミュージカルプロジェクトを成功させるためにも、更なる夢を叶えるためにも、大きな決断をする必要がありました」と留学を決心したことを明かしました。

活動休止に際しては「日本での音楽活動を無期限停止にすることには、とても悩みました」と悩んだことを明かし、「ただ、これがラストチャンスであるという気持ちもあり、中途半端な状態に自分を置きたくありませんでした。自分の夢を実現させるためには、これからの数年間、新しい環境で勉強に集中し創作活動に打ち込むべきだと考えました」と大きな決断に至るまでの心境を吐露しました。

活動休止後については「しばらく日本を離れることになりますが、私はこれからも楽曲を作り続け、歌い続け、みなさんに音楽を届けていくつもりです。そして近い将来、パワーアップしてまた必ず帰ってきたいと思っています」と、必ず音楽の世界に帰ってくることを宣言しました。

2014年に活動休止したアンジェラ・アキは、2年間の留学を経て2016年に日本に帰国しました。

そして留学中に培ったミュージカル音楽の学びを武器に、東京ディズニーシーの新ミュージカルショー「アウト・オブ・シャドウランド」の楽曲作詞を担当して音楽活動を再開したのです。

ミュージカル音楽作家としての活動を開始したアンジェラ・アキは、現在もミュージカルに携わる仕事を行なっています。

2019年には自身のインスタグラムで「ミュージカルという総合芸術を作り上げるには、5〜7年かかることもあり、今はいくつかのプロジェクトに取り組んでいる」と、現在も複数の仕事に携わっていることを明かしました。

ミュージカル音楽作家として活動する一方、2021年には自身の出身地である徳島県にある四国初の夜間中学「徳島県立しらさぎ中学校」の校歌を作詞作曲するなど、地元を大切にする活動も行なっています。

また、2021年10月にNHKで放送され、南原清隆が20年ぶりにブラックビスケッツの名曲「Timing」を披露したことで話題になった音楽番組「もっと四国音楽祭」にも出演しました。

この番組では「しらさぎ中学校」に贈った校歌を生徒たちと共に歌い上げ、感動的なステージを披露しています。

ミュージカル音楽作家として複数のプロジェクトに携わり多忙な日々を送りながら、日本での活動も少しずつ再開し始めたアンジェラ・アキ。
彼女が生み出す新たなミュージカル音楽を楽しみにしたいですね。

アンジェラ・アキの活動休止理由、現在をお届けしました。
現在はミュージカル音楽作家として活動しつつ、日本の音楽番組にも出演しながら音楽家としての日々を送っています。
アンジェラ・アキの今後の活躍からも目が離せませんね。