長渕剛さんといえば芸能人にもファンが多いことで有名です。

1976年にデビューし1980年にアルバム「逆流」の収録曲であった「順子」がシングルカットされるとオリコンのチャート1位になり、一躍トップアーティストの仲間入りを果たしました。

その後も、「乾杯」や「とんぼ」「シャボン玉」などがミリオンセラーを記録しました。

また、歌手だけではなく俳優としても活動し「オルゴール」や「英二」「ウォータームーン」などに出演しています。

近年でもシングルをリリースしたり映画「太陽の家」に出演するなど精力的に活動を行っています。

出身小学校は、鹿児島市立中郡小学校です。

長渕さんの父親は警察官で警察官舎の長屋に住んでいました。
近くに徳重神社がありよく抱っこされてお詣りに行っていたそうです。

また、長渕さんには兄がいましたが生後100日程度の乳児期に病死したそうです。
長渕さん自身も出生後まもなくインフルエンザで生死の境をさまよったことあり、子供の頃は体が弱くよく喘息発作を起こし病院通いが欠かせなかったそうです。

長渕さんの家は貧しかったようで母親が栄養不足で母乳が出ず、代わりに米のとぎ汁を母乳の変わりにし育ちました。

小学生の頃には、絵・習字・珠算の習い事をしていました。
学校では、体が弱かったので体育の授業は見学することがおおかったですが、通信簿には「落ち着きがない」と書かれていたそうです。

出身中学校は、鹿児島市立甲南中学校です。

中学では体も少し強くなったのでバスケットボール部に所属し体を鍛えたいと思っていたそうです。
しかし、レギュラーにはなれずヤカンを持ってカルピスを作りみんなに配るという「カルピス係」というものを3年間担当していたそうです。
3年生の時に後輩がカルピス係を変わってくるということがありましたが、「カルピスの味がおいしくない」「カルピスは長渕だ」という意見があり結局ずっと長渕さんがしていたそうです。

また、中学生になると音楽に興味を持ち吉田拓郎さん、加川良さん、友部正人さんなどフォークソングをよく聴いていました。
3年生の時に3600円のガット・ギターを購入し鉄弦を張り思いのままに好みの楽曲をコピーしていたそうです。

長渕さんは自身の小中学生の時を振り返り「成績も運動もあんまりしない…。ただ、活発な精神性はあったんだけど体が弱かったというのもあるんだろうね。」「さえないガキだった」と語っています。

中学を卒業した後は、鹿児島南高等学校に進学しています。
偏差値は47～59で、柔道家の濱田尚里さんやリオデジャネイロ五輪代表で水球選手の福島丈貴さんなども同じ高校を卒業しています。

高校では部活に入らずに帰宅部でした。
高校へは自転車で1時間近くかけて通っていたそうです。
入学した時は成績もよかったそうですが少しずつ成績が落ちていき卒業するころには下から数えた方が早かったようです。

中学からハマっていた音楽は高校でも続けており高校3年間で300曲ほど自分で作ったそうです。
また、好きな女の子ができた長渕さんはその女の子の前で弾き語りで歌い「好き？」と聞いたそうです。しかし、その子は落ちることはなかったそうで「落ちないんだ、それが。歌を1曲作っただけで好きって惚れるとは、それは甘いんだわ。甘いと思ったわ」と明かしています。

高校を卒業した後は、九州産業大学芸術学部写真学科に進学しています。

大学に進学するとますます音楽への気持ちが高まり、福岡にあるライブハウス「昭和」でライブ活動を始めました。
大学では大学祭の前座で初めての舞台を経験し、また友人と2人でフォークソングのグループ「T＆Tグループ タケシとツヨシ」を結成しました。

ライブハウスではまだ長渕さんの歌を聴いてくれる人はいなかったのでライブハウスの掃除のおばちゃんに「聴いてよ」と言っていたそうです。
そこから地道に活動をしていると徐々に聴いてくる人が増えていき、20歳の頃にはヤマハのポピュラーコンテストに出場しスカウトされるまでになりました。