松任谷由実さんは日本を代表するシンガーソングライターです。
最初は歌手としてではなく作曲家としてデビューし村井邦彦さんの勧めで歌手としてもデビューを果たしました。

「あの日にかえりたい」や「守ってあげたい」「真夏の夜の夢」「春よ、来い」「輪舞曲」など数多くのヒット曲をリリースし歌手としての地位を確立しました。

また、アグネス・チャンさんや郷ひろみさん、一青窈さんなど数多くのアーティストへの楽曲提供も行うなど幅広く活躍されています。

オリコン記録もすごく女性最多となるアルバムミリオン「通算10作」、アルバム首位「通算24作目」の記録をもっています。
さらに、オリコン史上初の「1970・1980・1990・2000・2010・2020年代」と6つの年代連続でアルバム売上首位を獲得（歴代1位）しています。

出身小学校は、東京都八王子市立第一小学校です。
実家は荒井呉服店という老舗のお店をされています。
従業員の数は80人と大きな呉服店のようです。

6歳の頃からピアノを習い11歳からは三味線を習い始めています。
また、学校の成績も優秀だったようで代表委員会の議長を任されていました。
松任谷さんの成績が良かったため、ご両親は将来医者になってほしいと思っていたそうです。

出身中学校は、東京都立教女学院中学校です。
偏差値は、55～61で中学受験をして入学されています。
中学では聖歌隊に所属していました。
小学校の時に始めたピアノは1年生まで続けていました。

中学校まで電車で約1時間ほどかかって通っていたとインタビューで答えています。
「家から学校まで電車で約1時間の、キリスト教の女子校に通っていました。毎日礼拝の時間がありましたけど、制服はありませんでした。だから、何を着て行こうかというのを、しょっちゅう考えてましたよ。制服がない分、スカート丈とかのレギュレーションは厳しかったですね」と。

14歳からはベースを始めバンドも結成していたようです。
この頃に親しかったシー・ユー・チェンさんが松任谷さんのことを「ユーミン」と呼んだことから現在でも愛称として定着しました。

また、作詞作曲も始めていたようで「愛は突然に」という曲は松任谷さんが14歳の頃に作詞作曲した曲で後に、タイガースを脱退した加橋かつみさんがアルバムからシングル・カットしています。
ヒットはしていませんがミュージシャンの間で「天才少女作曲家」と知られるようになったそうです。

音楽の他に絵を描く事も好きだったようで美大を目指し3年生の頃から御茶の水美術学院に通い始めました。
また、中学生の頃から六本木のディズコに通っていたようで、朝まで踊り続けていたそうです。
そんな中、かまやつひろしさんや星野晴臣さんなどと出会ったようです。

中学校を卒業した後は、立教女学院高等学校に進学しました。
偏差値は66で、松任谷さんの他にも有名な方が卒業されています。

・野際陽子(俳優・元アナウンサー)
・中村江里子(アナウンサー)
・乾貴美子(タレント)
・市毛良枝(俳優)　他

17才の頃は、アガサ・クリスティやエラリー・クイーンの探偵小説を読んでいました。

中学生から始めた曲作りは高校でも続けておりいくつも作っていたそうです。
宮崎駿監督のジブリ映画である「風立ちぬ」の主題歌である「ひこうき雲」は、16歳の時に作った曲だそうです。
この「ひこうき雲」が出来たきっかけは、友人の死でした。
その子は同級生で筋ジストロフィーを抱える男の子でした。病と懸命に戦っていましたが高校生になった時に亡くなってしまったそうです。
その出来事がショックでこの曲が生れたそうです。

また、16歳の時にプロコル・ハルムというイギリスのロックバンドに影響を受けたそうで「影響を受けた、プロコル・ハルムというイギリスのロックバンドがいたんですね。今聴くと、コード進行が「ひこうき雲」と全く一緒だなって思っちゃうんですが、こういう曲を作りたいってすごく思っていたんです。」と語っています。