名前：井原 静子（いはら しずこ）
生年月日：1941年5月7日
出身地：東京都
血液型：A型
職業：歌手

青江三奈は1960年代から1990年代まで活動していた人気の女性歌手。彼女は1966年に「恍惚のブルース」でデビューを飾った歌手で、これはいきなり80万枚の大ヒット。

1968年には「伊勢佐木町ブルース」が100万枚。「長崎ブルース」が120万枚の売り上げとなり、人気歌手の仲間入りを果たしました。

青江三奈は歌手として人気を得たあと、女優としても活動をはじめ、1968年の映画「いれずみ無残」でデビューを飾り、その後は「女の警察シリーズ」や「夜の歌謡シリーズ」といった映画の脇役を務めていました。

青江三奈は歌手として大成功を収めてからは莫大な収入を得るようになり、1970年代前半は長者番付の歌手部門の常連となっていました。当時は平均すると、毎年「5000万円」ほどの収入があったようで、現在の価値でいうと「2億円前後」の年収を得ていたことがわかっています。

青江三奈は元々はクラブ歌手として活動していたようで、その中で歌手デビューのチャンスを得てデビューを飾りました。クラブ歌手になる前は「西武百貨店」に勤務していたようで、高校卒業後から働きだしたようです。

デビュー時の芸名については作詞家・川内康範が「週刊新潮」で連載していた小説「恍惚」のヒロインから取られたものなんだそうです。

青江三奈は子供の頃から歌手を夢見ていたようで、兄弟が全員音楽好きということもあって彼女も歌うことが好きになったのだとか。小学校時代には地元の合唱団へと入り、高校からは本格的に歌手を目指すように。

そのため、高校卒業まで音楽スクールのレッスンにも通っていましたが、当時はデビューに恵まれませんでした。

青江三奈が結婚した旦那は作曲家の花礼二。2人は2000年に結婚したことがわかっていて、晩年を夫婦として過ごしています。花礼二は昭和の時代に作曲家として人気を集めた人物で、これまでに数多くの楽曲を手掛けてきました。

青江三奈と花礼二に子供はいません。2人は結婚したときはすでに高齢で、子供については考えていなかったと思われます。

じつは花礼二は青江三奈のデビュー前に歌を教えていた先生だそうで、当時はジャズやシャンソン、演歌など様々な歌を教わっていたのだそうです。

また、花礼二が銀座などのクラブへ売り込みをかけたことでクラブ歌手としての活動を始めていて、彼女にとって花礼二はまさに歌手への道を開いてくれた人物なんだとか。

青江三奈と花礼二の出会いは湘南の海水浴場。当時百貨店で働いていた彼女は友人に誘われる形で湘南の海へ。そこで偶然花礼二と知り合った彼女は彼が作曲家ということを知り、師事するようになったのだそうです。

青江三奈と花礼二の2人は出会ってからすぐに同棲していたようで、これは青江三奈が家族の反対を押し切って歌手になることを目指し、家出したのがきっかけなんだとか。

また、この頃はすでに2人とも交際関係にあったようで、彼女にとって花礼二は師匠であり、パートナーでもあったようです。

青江三奈と花礼二の2人は彼女が歌手デビューしたあとに極秘で結婚式を挙げていたようで、当時はどこにも公表されいませんでした。ただ、結婚式は挙げたものの入籍はしていなかったようで、内縁関係という形で同棲していたのだそうです。

青江三奈と花礼二の交際は20年で破局に至ったようで、破局原因などはわかっていませんが、当時は結婚していないものの、夫婦同然の生活を送っていたため、互いに別れるだけの理由を持って破局したことが伺えます。

破局後は結婚した2000年まではほとんど連絡は取っていなかったようですが、再び出会い結婚することになりました。

青江三奈は2000年7月2日に都内の病院で死去しています。享年59歳でした。彼女は死去する前は復帰を目指して治療を受けていましたが、それが叶うことはありませんでした。

青江三奈の死因は「すい臓がん」。彼女は1998年秋に突然背中の激痛に襲われ、病院を受診したところすい臓がんであることが判明。当初は病気を隠して歌手活動を行っていたようですが、1999年1月のコンサート以降は活動休止に。

その後は手術を受け入退院を繰り返しながら復帰を目指していましたが、他の場所への転移も見られ、なかなか思うように復帰することはできませんでした。

青江三奈は自身が病に侵され、余命いくばくかの状態になったあと、花礼二へ連絡を入れていて、その後彼は自宅を訪れ、話し合いの中で結婚することが決まったのだとか。

ちなみに2人の結婚は彼女が死去するまで2人だけの秘密だったようで、彼女の家族は全員知らなかったのだそうです。

青江三奈の最後について詳しいことはわかっていませんが、東京都港区にある「北里研究所病院」で死去したようです。ちなみに入院する前は目黒区柿の木坂にある豪邸にお手伝いさんと2人で暮らしていたようで、花礼二と破局後からこちらの家で暮らしていたのだそうです。