高見知佳さんは、本名の「房代」では、名前がおばさんくさい、という理由で知佳という芸名でデビューしたそうです。中学卒業とともに上京し、「田辺エージェンシーに」所属。1978年には、コロムビアからアイドル歌手としてデビューしました。

1982年には、映画 「蒲田行進曲」で女優デビューも果たしています。2001年には、仕事のために行ったロサンゼルスで、メキシコ系アメリカ人コーディネーターの、マーク・エスパーザ氏と出会い結婚。のちに、長男を出産されています。

2003年には、家族で沖縄県読谷村に移住し『オブリガード』というメキシコ料理店を経営していました。2018年には、離婚、一人息子と一緒に新居浜市に帰郷されています。新居浜市では母親の介護をしながら、同市のラジオ番組へ出演をしたり、イベントの司会などしフリーランスに活動をしていました。

2022年の夏には、参議院議員通常選挙に、出馬要請をした立憲民主党の推薦を受けて、愛媛県選挙区から無所属で立候補。しかし、自民党現職の山本順三氏に敗れ、落選しています。

高見知佳さんの選挙を支えた参議院議員の永江孝子氏は、高見知佳さんは、落選後したあとも翌年の2023年4月にある新居浜市議会議員選挙への立候補を視野に入れていたそうです。支援者へのあいさつ回りなどをし、次回の選挙の準備を進めるなか2022年11月に腹部に痛みを訴え受診。検査の結果は、子宮がんでした。

告知を受けたときには、既にかなり進行していたそうで、卵巣や肺、骨、脳などにも転移。ステージⅣとのことでした。抗がん剤治療などを受けるために入院療養していましたが、12月には一時的に自宅に戻ることもできました。

亡くなる数日前には、自宅で支援者などのからのお見舞いを受け、仲の良いお友達とも会えたそうです。高見知佳さんは、この時点で息子さんに延命治療を受けることはしないと伝えていたようです。数日、自宅で過ごしたあとまた病院へ戻り療養していましたが、延命治療を行うことは無かったそうです。

その後同年12月21日12時50分、がん性腹膜炎により新居浜市内の病院で死去されました。高見知佳さんは、選挙活動中も心配な咳をしていて、周りの人は心配していたようです。そんな中、突然の腹痛で病気が発覚したそうです。

高見知佳さんは、小学生の頃から「新居浜少年少女合唱団」に所属。すでにこの頃から、歌唱力が高く指導の先生や仲間からも信頼が厚かったそうです。また、合唱団ではリーダー的な存在でムードメーカーでした。当時、岩崎宏美さんのファンで歌手に憧れていました。

高見知佳さんが卒業された小学校は、新居浜市立泉川小学校と思われます。泉川小学校は愛媛県新居浜市にある小学校で、 同じ新居浜市立泉川小学校出身の卒業生には 水樹奈々さん(声優)がいらっしゃいます。

高見知佳さんが卒業された中学校は、新居浜市立泉川中学校です。小学校と同じく新居浜市立泉川中学校出身の卒業生には 水樹奈々さん(声優)がいらっしゃいます。

1978年、中学生の時の高見知佳さんは、松山市で行われたテレビ愛媛のど自慢番組に参加。参加者25人の中から見事に勝ち抜き、芸能界にスカウトされました。

高見知佳さんは、中学卒業後、嘉悦女子高等学校（現在のかえつ有明高等学校）に入学します。

高校一年生でアイドル歌手としてデビュー。高校三年生で、テレビドラマの主演を務めています。