名前：欧陽菲菲（オーヤン・フィーフィー）
生年月日：1949年9月10日
出身地：台湾
職業：歌手

欧陽菲菲は昭和の時代に活躍した人気女性歌手。彼女は1971年の「雨の御堂筋」で歌手デビューを果たし、同楽曲はいきなりの大ヒットとなり、すぐに人気歌手の仲間入りを果たします。

1983年の「ラヴ・イズ・オーヴァー」はかなりのロングヒットとなり、昭和の時代に大きな活躍を見せました。

欧陽菲菲は元々台湾の台北市で1967年に歌手デビューしていて、当時はレストラン・シアター「中央酒店」で歌を歌っていました。この頃から台湾ではすでにそれなりの人気を集めていたようで、その後に来日することになったのだとか。

また、台湾だけでなく、中華圏でも人気は高く、日本デビュー後は台湾、中華圏、日本での活動が中心だったようです。

欧陽菲菲は同じ台湾出身の人気歌手テレサ・テンとは何度か共演していて、台湾の人気歌手同士の共演は大きな話題となりました。共演時には一緒にデュエットも披露したことがあり、さらに1991年の「NHK紅白歌合戦」は同時出場になるなど、その人気は非常に高いものでした。

欧陽菲菲は2024年2月現在はすでに70歳を超えていますが、まだ歌手活動は続けているのでしょうか？2013年には新曲「Still I Love You」をリリースして話題を集め、その後も2016年までは日本の歌番組やバラエティー番組に出演していたようです。

ですが、近年はその姿を見ることは無く、現在は歌手活動はほとんど行っていないものと思われます。

欧陽菲菲が結婚した旦那は元レーシングドライバーの式場壮吉。彼は1960年代に活動していたレーシングドライバーで、活動期間は短かったものの、その腕前はかなりのものだったようです。

名前：式場 壮吉（しきば そうきち）
生年月日：1939年2月9日
出身地：千葉県
職業：レーシングドライバー、実業家、自動車評論家

式場壮吉は病院経営者の家系に生まれ、幼い頃からお坊ちゃんとして育てられます。大学時代から輸入車を運転し、その後にレーサーになる浮谷東次郎や生沢徹、福澤幸雄などと親交があったようです。また、音楽にも親しみがあったようで、ムッシュかまやつや堺正章などとも交流があったのだそうです。

式場壮吉は1963年にトヨタと契約を結び、第1回日本グランプリへ出場。このときはコロナを運転し、見事優勝を果たしています。第2回日本グランプリではクラウンを運転して3位に入り、個人で出場したGT-IIクラスではポルシェ904を運転し優勝を果たしています。

式場壮吉はレーサーを引退したあと、「シキバエンタープライズ」という会社を立ち上げ、車のアクセサリーブランド「レーシングメイト」の運営をスタート。さらに自動車雑誌「カーマガジン」で責任編集も行い、実業家として活躍しました。

式場壮吉はその後も車業界から離れることはなく、1990年代にはフランスの「ブガッティ」でアドバイザーも務めています。また、自身も車愛好家でフェラーリやベントレーといった高級車を普段の足に使用していました。近年でも自動車雑誌にはたびたび登場していて、クラシックカーレースにも出場するなど、長年に渡って日本の車業界を盛り上げました。

欧陽菲菲と旦那・式場壮吉の馴れ初めは1976年8月に六本木で行われた「食事会」。このときは角界の著名人が集まっていたようで、互いに一切面識はなかったものの、食事を同席した際、すぐに意気投合してしまったのだとか。

欧陽菲菲と旦那・式場壮吉は出会ったあとからはたびたびデートを重ねるようになり、すぐに交際に発展。これ以降は式場壮吉が台湾を訪れるなどもしていて、欧陽菲菲の両親にも紹介されるなど、早くから結婚を意識した交際だったのだとか。

欧陽菲菲と旦那・式場壮吉が結婚したのは1978年。このときは彼女から発表を行い話題を集め、プロポーズは「ちょっと変わったものだった」と語っていました。

その後は台北市にて結婚式が行われ、2.5カラットのダイヤモンドの指輪が薬指で光り輝いていました。

欧陽菲菲と旦那・式場壮吉の2人はたびたび夫婦での活動を行っていて、自動車雑誌の取材やイベントには夫婦で出演していました。そのため、長年に渡って「おしどり夫婦」と呼ばれていて、結婚して時が経っても仲の良さは変わらなかったようです。

欧陽菲菲の旦那・式場壮吉は2016年5月に77歳で死去しました。彼の死因については「肝不全」だと明かされていて、都内の病院で亡くなったようです。

葬儀・告別式は渋谷にある代々幡斎場で執り行われ、欧陽菲菲が喪主を務めました。

欧陽菲菲に子供（息子、娘）はいません。なぜ子供がいなかったのはわかりませんが、もしかすると夫婦の活動を優先して、子供を望まなかったのかもしれません。