名前：ルイズルイス加部
本名：加部 正義（かべ まさよし）
生年月日：1948年11月5日
没年月日：2020年9月26日
出身地：神奈川県横浜市本牧

ルイズルイス加部は60年代より活動していたグループ・サウンズのバンド「ザ・ゴールデン・カップス」のメンバーです。
ハーフであり、イケメンギタリスト・ベーシストとして人気を博しました。

写真を見るだけでも高身長であることがわかるルイズルイス加部ですが、身長は公表されていません。

「ザ・ゴールデン・カップス」のマモル・マヌーが身長178cmなので、比較してみても確実に180cm以上はあるでしょう。
年齢を重ねてもなお高身長のイケメンビジュアルを維持しています。

ルイズルイス加部は1966年にバンド「ザ・ゴールデン・カップス」に参加しました。
元々はギターをやっていましたがバンド参加時にベース担当となり、後にメンバーのエディ藩の脱退によりギターに再転向しています。

ザ・ゴールデン・カップスは1967年に「愛しのジザベル」でデビューし、翌年に「長い髪の少女」がヒットしてオリコン14位を記録しました。

時代はアイドルバンドとも言われるグループ・サウンズブームの真っ最中で、「長い髪の少女」がヒットしたことで彼らもトップクラスの人気を集めるようになりました。

グループ・サウンズのバンドはアイドル性の高さが特徴ですが、ザ・ゴールデン・カップスはどちらかというと反骨心を持ったロックなバンドです。

そんなザ・ゴールデン・カップスの中でも端正な顔立ちと高身長のスタイルで首位を争うほどの人気を博していたのがルイズルイス加部です。

1969年をもってザ・ゴールデン・カップスを脱退したルイズルイス加部はその後多くのバンドを渡り歩き、ロックバンド「ピンククラウド」時代には日本武道館でライブを開催するほどの人気を獲得しました。

2003年にはザ・ゴールデン・カップスの再結成に参加するなど長きに渡って愛されてきたルイズルイス加部。
ここではそんな彼の生き様を紹介していきます。イケメンハーフと呼ばれた過去と現在、病気に悩まされていた晩年と死因、家族の情報をまとめました。

ザ・ゴールデン・カップスは、バンドのメンバーが全員ハーフという触れ込みで売り出されました。

ルイズルイス加部の他にリーダー・ボーカルのデイヴ平尾、ギターのケネス伊東、ドラムのマモル・マヌー、ギター・ボーカルのエディ藩がおり、全員がハーフらしい名前であることがわかります。

確かにルイズルイス加部は父がフランス系アメリカ人、母が日本人のハーフです。
しかし、他のメンバーの中にはハーフではないメンバーもいました。

アメリカと日本のハーフであるルイズルイス加部。
デビュー時のプロフィールではマモル・マヌーがフランス人、エディ藩はイギリス国籍と書かれていました。

しかし実際にはエディ藩は日本国籍を持つ中国人で、ケネス伊東も日系アメリカ人2世でハーフではありません。

それでも「ハーフグループ」として売り出されたのはレコード会社とプロダクションの思惑で、ルイズルイス加部はこのことについて「プロダクションってそういうもん」だと語っています。

年齢も事務所命令で1歳若くサバを読むことになりましたが、当時の芸能界はそういうものだったようです。

ルイズルイス加部は本名：加部正義ですが、父親がルイズルイスという名前だったため全くの芸名というわけではありません。

マモル・マヌーも親戚にその名前の人がいたためそこから名前を取りました。ケネス伊東はそのまま本名です。

しかしデイヴ平尾は平尾時宗、エディ藩は藩広源が本名で、なぜこの芸名が付いたかはわからないとルイズルイス加部が語りました。

厳密には全員ハーフではないものの、ルイズルイス加部のように日本人離れしたイケメンな顔立ちが存在するハーフバンドは女性支持も高く、音楽性はもちろんイケメンが多いというビジュアル面でも人気が高かったようです。

ルイズルイス加部には娘がいます。

1983年3月20日、仕事で多忙な日々を送る中で娘の真麻が誕生しました。
ルイズルイス加部は出産に立ち会ったようで、娘の誕生の瞬間には感激したことを明かしています。

娘が誕生した翌日には仙台でライブを行いましたが、ずっと幸せな気分で演奏も上々の出来だったと父親になった喜びを語りました。

バンド活動で忙しかったルイズルイス加部ですが、私生活では家族思いの夫であり父親だったようです。