GAOは1991年にデビューを果たした歌手で、1992年のドラマ「素敵にダマして!」の主題歌に2ndシングル「サヨナラ」が起用され人気を集めました。同楽曲は100万枚を超える大ヒットを見せ、一躍人気歌手の仲間入りを果たしました。

歌手としては1996年3月まで活動を続け、メジャーの舞台から姿を消しました。

GAOは「サヨナラ」の大ヒットで歌手として人気を集めましたが、この楽曲は実体験を元に歌詞が綴られています。別れを描いた楽曲ではありますが、じつは失恋を元にしているわけではなく、大切な人（友人や家族）との別れを元にしているのだとか。

その大切な人との別れを乗り越えて前に進んでいく気持ちを歌詞にしているそうです。

GAOは元々バンドをしていたことで知られていて、当時はボーカルを務めていました。デビュー前の1990年には「全日本勝ち抜きロック選手権 BSヤングバトル」に出場して見事優勝。

優勝後にバンドは解散となり、その後ソロ歌手としてデビューが決まりました。ちなみに当時所属していたバンド名は「GAO」で、GAO自身は「GAO藤乃」という名前で活動していました。

GAOはデビュー当時から性別不詳の歌手として知られていて、当時からGAOの性別については様々な憶測が流れていたようです。ただ、その性別はすでに判明していて、男性っぽい見た目ではありますが「女」なんだそうです。ちなみに当時は女性ファンが圧倒的に多く、ライブで性別を明かすとショックのあまり泣き出してしまうファンもいたのだとか。

GAOはデビューしたときから性別不詳でしたが、これはデビューのきっかけとなったレコード会社が当時性別・年齢不詳の歌手を探していたことが要因になっているそうです。

そこで彼女はボーイッシュな見た目をしている自身のことを提案し、性別不詳の存在になりました。また、性別不詳には「楽曲に先入観を持たせない」という意図もあったようで、その思惑は見事ハマり、多くのファンがその性別を見抜けなかったようです。

GAOは男っぽい見た目とハスキーボイスが特徴ですが、そうした彼女の特徴から「性同一性障害？」といった噂が流れたことがあったようです。これについては彼女の口から明言されたことはないようで、とくに裏付けるような証拠もありません。

ただ、彼女は昔から男性に間違われることが多かったようで、銭湯に行けば女湯に入るのを拒まれたり、トイレに入れば女性からの視線をいつも集めてたのだそうです。

GAOの本名は「藤野 智津子（ふじの ちづこ）」というそうで、バンド時代の「GAO藤乃」という名前は本名から取られていることが伺えます。

GAOは現在も年齢を明かしておらず、何歳なのかはわかっていません。ただ、デビュー当時は20代前半だったと思われ、2021年現在は「50代」なのではないかと思われます。

ちなみに誕生日は明かされているようで、「9月14日」なんだそうです。

GAOの出身地は「山口県」だそうで、現・周南市である徳山市で生まれ育ちました。彼女は4人姉妹の末っ子として生まれ、かなり溺愛されて育ったのではないかと思われます。

GAOはネットで「結婚」や「息子」について噂が流れているようですが、彼女は過去に出演したテレビ番組にて「結婚していない」と発言したことから独身で息子もいないことがわかっています。ただ、彼女はメジャーの舞台から姿を消したことで「結婚した」という噂が流れるようになり、次第に息子の存在まで語られるようになったのだとか。

GYAOは1996年に歌手をやめたあと、プロデュース業を学ぶためにニューヨークへ渡ったのだそうです。そこでHIPHOPに出会い、音楽ユニット「W.A.H」を結成。

その後は名前を「REAL"G"」に変え、レーベルの設立やラッパーのプロデュースなど、裏方での活躍が続きました。