ファンキー末吉さんは爆風スランプのメンバーでドラム・作曲を担当しています。

爆風スランプの前にはホッピー神山さんとアマチュアバンド「爆風銃」（バップガン）を結成していました。
1982年のヤマハEastWestで出会った「スーパースランプ」（当時）のボーカルサンプラザ中野さん、リードギターのパッパラー河合さんを誘い江川ほーじんさんと爆風スランプを結成し1998年の活動休止まで活動されていました。

爆風スランプ休止後は「X.Y.Z.→A」を結成、また「夜総会BAND」のドラマーとしても活動し、さらに舞台を中国に移し中国でも活動を開始しています。

その他にも、音楽監督や楽器指導などを行うなど幅広く活動され、2019年には現代における香川県出身者の中で、国際的に最も活躍している人物として、香川県知事より名誉大使「KAGAWAアンバサダー」に任命されています。

1984年にデビューしたロックバンドで、始めの頃はライブで客席に向けて消火器を放射したり、スイカを投げたり、燃料をしみこませた綿を頭の上にのせて火をつけたりするなどのパフォーマンスを行っており、また歌詞に合わせた着ぐるみを着るなどの演出なども行っていた為聖飢魔IIや米米CLUBと共に「ソニー三大色物バンド」と呼ばれていました。

夜のヒットスタジオDELUXEに初出演を果たした時にも火を使うパフォーマンスを行い
後で消防署からクレームが入ったこともあり、ザ・ベストテンに出演した際にはスタジオ内を暴れまわるなどしていましたが、1986年に売れることを目的とした活動を開始します。

その後の1988年にリリースされた「Runner」が大ヒットし「第39回NHK紅白歌合戦」にも出場しました。「Runner」は現在でも高校野球のブラスバンドの応援歌の定番曲にな
っています。

「大きな玉ねぎの下で」のリメイクバージョン「大きな玉ねぎの下で 〜はるかなる想い」も大ヒットするも、その後はヒット曲に恵まれず1999年に活動を休止しています。

1988年　Runner
1989年　大きな玉ねぎの下で 〜はるかなる想い
1998年　暖かい日々　他

上記にも少し記載していますが、爆風スランプの活動休止後中国でスタジオ・ミュージシャン、音楽プロデューサーを行っていました。
特にサザンオールスターズの北京公演をコーディネートしたことでもしられています。

2001年に北京に拠点を移したこともあり中国語も堪能で、NHK教育テレビの「中国語会話」にレギュラー出演していました。

さらに、2006年の中国映画「瘋狂的石頭（クレイジーストーン）」では音楽を担当し、また北朝鮮で（合法的に）ロックバンドを作るプロジェクトを開始し何度か北京経由で北朝鮮に渡航したことがあります。

ファンキー末吉は1993年に中国人女性と結婚しています。二人の馴れ初めなどは情報がなく分かりませんが、北京に拠点を移したのも中国の女性と結婚したということもあったようです。
しかし、2005年に離婚されたようですが、離婚しても連絡などを取り合うなど関係は良好のようです。

2005年にファンキー末吉さんは再婚しており、再婚相手の奥さんは日本人の方のようです。
さらに、現在の奥さんと元嫁さんの関係がいいようでその理由として「自分の生んだ子供を一生懸命育ててくれてありがとうございます」という感謝の気持ちがあるからだとファンキー末吉さんは語っています。

ファンキー末吉さんも奥さんのことを「再婚の時にふたりを引き取ってくれて、
次に自分の子供が生まれても分け隔てなく自分の子供のように愛情を込めて育ててくれている。」と明かしています。