
上原謙の若い頃と身長は?昔の逸話や画像もまとめ
戦前・戦後の日本映画界において“絶世の美男子”と賞され、映画「愛染かつら」などの代表作で知られる俳優の上原謙さん。
今回、そんな上原謙さん身長や昔の経歴や若い頃の逸話について、たっぷりの画像とともにまとめてみました。
上原謙のプロフィール
上原謙はイケメン&高身長で日本映画屈指の美男子
戦前・戦後の日本の映画界において“絶世の美男子”と賞され、瞬く間にトップスターの座に昇り詰めた上原謙さん。
海と太陽とギターがよく似合う、明るいスポーツマンタイプの息子、“若大将”こと加山雄三さんとは趣きの異なる二枚目で、日本人離れした目鼻立ちに、どこか退廃的な香りのする、日本映画史上屈指の美男子として人気を博しました。
上原謙の身長は実はさほど高くなかった…
まるで外国人を思わせる彫りの深い端正な顔立ちに、体型はスラリとした細身で、脚が長く、スーツやトレンチコートがとてもよく似合う俳優さんでした。
今回、そんな上原謙さんの身長について調べてみたところ、正確な身長については不明だったのですが、一般的には170cm前後と言われていたようで、172cmという説が多かったようです。
男性の172cmと言えば、現在ではごくごく平均的な身長であり、決して“高身長”とは言えません。
しかし、終戦直後の1945年前後は、食べることすらままならなかった時代です。栄養事情が悪かったこともあり、当時の日本人成人男性の平均身長は165cmとも言われていたので、普通の男性に比べると頭一つ抜けた存在だったことがわかります。
上原謙の昔の経歴と若い頃の逸話
若い頃から美男子っぷりが評判になっていた上原謙
上原謙さんは芸能界に入る前から、その美少年っぷりが評判になっていたようで、そんな上原謙さんの若い頃の画像がこちら。
成城学校を卒業後、1929年に立教大学に進学した上原謙さんは、学生時代は大学内のオーケストラに参加し、得意のトランペットを担当していたそうです。
これほどのイケメンが、トランペットを颯爽と吹き鳴らす姿は、大学内外で大変な話題になっていたようで、1933年、松竹蒲田の新人公募の広告を見た複数の学友が、上原謙さんに無断で彼の写真を送りつけたと言います。
もちろん結果は、その美男子っぷりから見事採用が決まり、上原謙さんは立教大学卒業と同時に松竹に入社することになりました。
松竹に入社してすぐに映画デビュー!たちまち人気が急上昇
1935年、大学卒業後に松竹に入社した上原謙さんは、すぐに「若旦那・春爛漫」で映画デビューを果たしています。
すると、そのイケメンっぷりがたちまち話題になった上原謙さん。次作の「彼と彼女と少年達」で、早速主役に抜擢されることになるんですよね。
なお、この映画で共演した桑野通子さんとは、ファンからは「アイアイ・コンビ」と呼ばれ、人気を博しました。
入隊先の部隊はファンレターの山に忙殺されたとの逸話も…
映画俳優としてまさに順風満帆なスタートを切った上原謙さんでしたが、当時の日本には徴兵制度があり、翌1936年には兵役に就くことになりました。
しかし、台湾の台中で軍隊生活を送っていた上原謙さんの元には、毎日大量のファンレターが届き、所属部隊はその対処に忙殺されたという逸話が残っています。
ちなみに当の上原謙さんは、原因不明の発熱が続き、所定の任務期間満了を待たずして除隊となったようです。
本名: 池端 清亮(いけはた きよあき)
生年月日: 1909年11月7日
没年月日: 1991年11月23日(82歳没)
出生地: 東京府東京市牛込区(現在の東京都新宿区)
学歴: 立教大学卒業
職業: 俳優
活動期間: 1935年 - 1991年
配偶者: 小桜葉子(死別)、大林雅美(離婚)
著名な家族:
子:加山雄三(俳優)・仁美凌(女優)
孫:山下徹大(俳優)・梓真悠子(元タレント)・池端えみ(女優)